【就労事例部門】入選④齋藤 正昭

~人間力で ピンチをチャンスに~
リストラ後 再就職を投げ打って 更なる挑戦

 2015年、54歳で緑内障により視覚障害を受傷する。
 その後、見えづらさにより1年間の休職を余儀なくされ、その間、函館視力障害センターにて自立訓練を受け、翌年原職復帰する。
 復職後65歳までの延長雇用が決定していたが、退職5か月前に突然会社から規模縮小のリストラが発表される。
 不安の中、自分を叱咤激励し在職中から就活を開始、また視覚障害者の就労に関する研修会などに積極的に参加し、当事者として臨む就活の知識を学ぶ。
 退職2週間後、1発目の面接で福島県教育庁の採用により会計年度職員として地元小学校の事務補助として採用されるが、日々の業務はほとんど無く「校内のモップ掛けや花壇の水やり」など自分の出来る仕事を探し就労時間を過ごす。
 一方で、職を失いたくないという感情と何か役割を果たしたいという欲求の葛藤の末に、再就職2か月で退職を決意する。
 任期終了に伴い、福島県短時間勤務職員として採用され、現在は県北農林事務所 企画部に在籍。
 業務内容は
・当所機関紙の編集から発行まで
・今年度から始まった補助金事業など視覚障害者となって、リストラや2度の就活を乗り越え、3か所目の職場で楽しく充実した日々を送れる事に感謝しています。

審査員コメント

 逆境に対して、非常にポジティブに動かれ、職場に復帰したい、また、退職後も新しい仕事に挑戦したいとの姿勢は素晴らしいです。

プロフィール

 

齋藤 正昭
54歳で中途視覚障害者となり、函館視力障害センターで自立訓練を受け翌年原職復帰する。
その後、リストラや仕事の無い職場への通勤など辛い経験を克服し、障害者となって3カ所目の職場で楽しく充実した日々を送っている。
趣味は新聞への投稿、読書、ジムでのトレーニング

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