isee!運動(アイシー運動)とは

白杖をつきながら、あなたの前を歩いている人がいた。
「盲目なんだな」と同情を覚えたその人が、おもむろに胸ポケットからスマホを取りだしメールを見始めた。
あなたはどう思いますか。
「詐病だ」と軽蔑しますか。罵りますか。小突いたり蹴りを入れちゃいますか。
 
視覚障害は、じつは様々。
周囲が見えず外出には白杖が必要、だけど目の前のものは見られる、そんな方もたくさんいるんですよ。
彼らを苦しめるのは、世の中の無理解です。
視覚障害者という「レッテル」を貼られたとたん、街中でいじめられたり、職すら奪われたり。
白杖を持って外出するのにおびえ、閉じこもりになってしまう方々も少なくありません。
立派に、フツーに働け、社会の役に立てるのに。
 
2017年12月、再生医療の研究施設、最先端の眼科医療施設、リハビリ・社会復帰支援施設を一つにした
世界初の試みである「神戸アイセンター」が開業しました。
「isee!運動」の「i」は「iPS」の「i」でもあります。
iPS細胞の世界初めての臨床応用は網膜で、視覚障害者の方々にとっての福音となりました。
が、眼の問題については再生医療の力だけで解決されるものではありません。
根気よいリハビリ、進化したデバイス、そして何より必要なのが、社会が受け容れる姿勢作りです。
 
この運動の主目的は、「社会から支えられる」側だった視覚障害者に「社会を支える」側になってもらうこと。
それが彼らに生きがいやりがいを提供することにもなり、日本のメリットにもなります。
運動へのご参加の仕方はいろいろですが、何よりあなたにお願いしたいのは、
彼らのホントの姿を見ていただくことです。

小霜和也さん(コピーライター、クリエイティブ・ディレクター)が2021年9月22日、58歳で永眠されました。
小霜さんは公益社団法人NEXT VISIONの理念を「運動体」ととらえ、「isee! 運動」のロゴとコピーを考案し、この運動体に息吹を吹き込んでくださり、 isee! Working Awardsの審査員を務めてくださるなど、NEXT VISIONの常によき理解者であり、応援してくれる大きな存在でした。
5年ほど前に小霜さんが書いてくださったブログを読み返すと当時のことが思い出されます。
https://www.advertimes.com/20160711/article228875/
病気療養中でありながら、「isee! 運動」に精力的に関わってくださっていたので突然の訃報に驚きましたが、小霜さんが与えてくださった「isee! 運動」を小霜さんの想いとともに、私たちはこれからもずっと大切に継続します。
小霜さん、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りするとともにこれまでのご支援に心より感謝いたします。

 

見えなくなる、見えにくくなるとはどういうことか、暮らしの工夫から社会参加まで紹介
視覚障害者の就労に関するアワードで、どのように働いているかの事例と働き方のアイデア
ルート案内等の情報提供が可能な二次元コードの総称をナビゲーション・タグ(通称ナビ・タグ)と呼び、2025大阪・関西万博での運用を目指しています。
公益社団法人NEXT VISIONの三宅養三代表理事と設立発起人の髙橋政代理事から