
1. 日常生活での困りごとの解消について
- 1.・横断歩道の白線の色が薄くなっているのを警察に報告したところ、4ヶ月後に塗り直しが行われた。また、お店の前の取り付けてあったオーナメントに顔がぶつかったので市役所に相談したところ、すぐに取り外された。このように困っていることをそのままにせず、率直に伝えることが大切。
- ・ガイドヘルパーを利用したり、友人と出かけることがあるが、自分の見え方を説明して手伝ってもらうようにしている。嫌がられない程度に。
- ・行政との交渉では建設的な意見を述べ、積極的なアプローチが重要。行政は要望を待っているところもあるので、困っていることをそのままあきらめてしまうのはもったいない。まずは要望を伝えることが大切。
- ・うまくいかないこともあるが、いろいろ事情があるので批判するのでなく、どうすれば解決できるかを一緒に考える。まずは当事者が声をあげ、協力者として身近な議員さんや団体に代弁者になってもらうのもよい。
- ・視覚障害者の団体として会員からの要望をまとめ、毎年(年に一度)、市に要望書を提出し、市の担当者が関係機関と調整してくれる。書面で回答をもらうようになっていて、できないことについては理由を確認し、前年の回答と比較検討するなど継続的に交渉している。
- ・行政の場合、担当者が変わったり、社会情勢の変化に伴い、対応が変わることがあるので最初の交渉が失敗した場合でも諦めず、原因を明確にし、再度挑戦する。
2. AIの活用について
- ・サークルを立ち上げ、補助金の申請を行う時に会則の作成や公的書類の準備にChatGPTを活用した。
- ・Be My AIで冷凍食品などパッケージの裏の文字を読んでもらう。この安心感は何にも代えがたい。
- ・Copilotを使用して調べ物。検索サイトではいろんな情報が出てきて、ひとつひとつ見ないといけないが、ポイントを拾ってくれるのであっちこっちのページを見る必要がなくて便利。また、メールの文章をまとめる、読みやすく改善する、校正することもできる。
3. スポーツについて
- ・ブラインドボクシング
東京・大阪・名古屋で大会が開催された。音を頼りにパンチを繰り出す。エクササイズの要素があり、ストレス解消につながる。
ブラインドボクシング - ・タンデム自転車
見えるパイロットと二人乗り。埼玉には日本一長いサイクリングロードがある。 - ・バリアフリービクス
エアロビクスのバリアフリー版。視覚障害だけでなく、車いすユーザーや知的障害のある方も参加可能。指導者が参加者の状況を理解して動きを考え、適切な指導を行っている。 - ・ジムでのトレーニング
ガイドヘルパーに機器の設定をお願いしている。ジムのインストラクターのサポートも受けられる。 - ・ランニング・ウォーキング
伴走、伴歩のボランティアがいる。
4. 音楽について
- ・ハーモニカ
視覚障害者向けの楽器だと思う。 - ・インスタコード
視覚障害者だけでなく、誰もが楽しめる楽器。難しいコードを覚えなくてもワンタッチでコードを選べ、ギターだけでなく、ピアノ、弦楽器、ドラムなどさまざまな演奏ができる。
