
美味しさ探求
お茶は、料理や場面、目的、そして好みに合わせて選ぶことができます。ワインと同様に、お茶も産地や収穫時期、加工方法によって味や香りが異なります。また、特定の成分が血糖値の上昇を抑えるなど、健康効果が期待できるお茶もあります。
視覚障がいの方であれば、見た目にとらわれず、香りや味を重視して、新たなお茶の楽しみ方や組み合わせを発見できるかもしれません。香りや味、飲食の組み合わせに対する好みは人それぞれです。嗅覚や味覚、触覚を活かすことで、より豊かな食の組み合わせを提案できるのではないでしょうか。
お茶は食事時だけでなく、さまざまな場面で楽しむことができます。たとえば、朝の目覚めには、この香りと栄養素を持つお茶はいかがでしょうか。リフレッシュには、別の香りと栄養素のお茶がおすすめです。また、このお茶にミルクを加えると、味わいがどう変化するか、といった提案も考えられます。
シチュエーションに合わせた多彩なお茶の提案が、より豊かな生活をサポートすることと思います。
審査員コメント
お茶のクオリティーを評価するうえで、水色以上に香織や味は重要な要素になります。そして、視覚に左右されずに香りや味にフォーカスできる視覚障害者は、この分野では健常者よりもアドバンテージがあると考えます。私も、応募者が考えるような、いろいろなお茶と、様々な生活のシーンを組み合わせて提案してくれるようなサービスがあったら、ぜひ使ってみたいです。 |
プロフィール
泊 菜央
視能訓練士養成学校 学生