【アイデア部門】日本財団ビジネスプラン賞①澤田 勝彦

あらゆる活字を朗読する、朗読配信「聞こえるネット」。

 朗読配信「聞こえるネット」は、書籍、新聞、雑誌、学習テキストなどあらゆる活字を朗読し、インターネットで無料配信する事業です。
 皆さんは、日常生活の中でどんな時間を有効活用したいと思われますか? やはり、通勤時間でしょうか。朝・晩の電車の中で、新聞や本を“聴く”ことができるようになります。朝・晩合わせて1時間半ほどの通勤時間に毎日、「聞こえるネット」を活用すれば、さまざまな情報や教材、物語を言葉で知り、楽しみ、学ぶことができます。
 健常者だけでなく、視覚障害者にもぜひ、使ってほしいです。目では読めなかった、あるいは、読みづらかった文字情報を、“聴く”ことで入手できる手段として大いに役立つと考えています。
 言葉は聴いて理解し、覚えることができます。人間が生まれながらに備えている能力です。学校はその大半の時間、言葉で授業を行っています。さまざまな情報を言葉で聴き、物事を理解し、繰り返し聞くことによって鮮明に記憶するからです。
 主な収益源は、運営するウェブサイトのインターネット広告掲載や書籍の朗読受託になると思います。朗読の需要は、かなりあると思います。ものすごいビジネスチャンスだとは思いませんか? 聴くビジネスは、ビジネスにも効くのです。

審査員コメント

教育教材や書籍、雑誌などを活字化することは、ニュースなどで繰り返し聞くことになるので、入院患者や高齢者、また、“ながら学習”“ながら読み”としてもニーズがあり、現実的なアイデアだと思いました。

プロフィール

 

澤田 勝彦
会社役員

日本大学工学部建築学科卒業。株式会社アトリエ・K、株式会社環境デザイン研究所を経て、現在、株式会社SAWATA代表取締役。一級建築士。

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