既製品の組み合わせによる「会議用ロービジョンサポートデバイス」の業務運用

 会社での会議時に、大型テレビやプロジェクターで投影されるExcel等の会議資料が良く見えず、大変困っておりました。試行錯誤の結果、下記既製品を組み合わせ、会議時に使用しております。
◆①コンパクトデジタルカメラ(SONY製DSC-RX100M7)
◆②モバイルモニター(EVICIV製15.6インチ4Kモバイルモニター)
◆③HDMI micro⇔HDMI(標準)ケーブル(SONY製DLC-HEU30A)
◆④ミニ三脚(SONY製シューティンググリップ VCT-SGR1)
◆⑤三脚アダプター(マンフロット製スマホ用三脚アダプター MCLAMP)
 これは、「isee!Working Awards 2019」のアイデア部門で「入選」させていただいた「タブレット型ロービジョンサポートデバイス」に近いものを、既製品の組み合わせにより実現したものであり、技術的な問題は概ね解決できたと考えております。
 今後は患者・眼科医の先生方・メーカーの三位一体の議論の中から、「会議用」にとどまらない理想的な新デバイスを「NEXT VISION」発で具体化し、広く世界の「ロービジョンケア」に貢献することを切望します。

審査員コメント

 既製品の組み合わせで会議資料が見づらいという問題を解決された前川さんの創意工夫に敬服いたします。ロービジョンや高齢者など、プレゼンテーション資料が見えづらく困っている方々は少なくないはずなので、このようなすぐに実現できる手法を広くアピールする意義は大きいと感じます。

プロフィール

 

前川 浩一
会社員

1999年早稲田大学卒。事業会社で経理業務に従事。「iPad Pro」を拡大読書器代わりに使用。視覚障害2級(錐体杆体ジストロフィー)。

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