1. 就労支援
(中途失明で手帳を取得してからどうやって仕事をすればよいか?)
- ・相談支援専門員に相談。
・就労移行支援、就労継続支援A型・B型での雇用がある。
就労移行支援事業は通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる人が対象なのに対し、就労継続支援事業は通常の事業所に雇用されることが困難な人が対象になる。
(参考資料)厚労省 障害者福祉施設における就労支援の概要 - ・女性のための起業セミナーに参加するなど情報収集を行った。
2. 仕事の仕方
- ・個人事業主だったので社員の助けを借りてやってきた。
・事務職でPCを使っている。
・PCトーカーは支援施設で教えてもらった。
・PC操作はショートカットを有効活用。
・今までPCを使っていたので音声PCに移行できた。
・70歳でPCをはじめた。最初はできなかったが習えばできる。
・視覚障害者支援センターでお菓子を試作。パン作りを習うなど、管理栄養士の資格を活かせる仕事。
3. スマートサイト
- ・各都道府県ごとに発行されている。
日本眼科医会のウェブサイトから誰でもダウンロード可能。
日本眼科医会
・必要な情報を収集できる。
・不安になったとき1人で悩まないで誰かに相談する。
・仲間と一緒に情報交換できる。話していて、意外と深く悩んでないことに気づいた。
4. 盲学校・視覚特別支援学校
- ・3歳から小学・中学・高校までの生徒と職業教育課程40~60代後半の方が学んでいる。全校で20数名。中途視覚障害の方もいる。
・見えにくくなって家にいたときに気持ちを切り替えて入学。
・身体障害者手帳がなくても、見えづらさ(0.3未満)があれば入学可。
・学校見学会がある。活動を知ることができ、相談も可能。
・職業教育課程3年間は教材費、授業料、給食費が出る。
5. 職業訓練
- ・雇用保険の待遇はない。
・身体障害者手帳がなくても病院から目の状況を伝えれば、白杖、パソコン、点字の訓練を受けられるところがある。県からの委託の場合、対象は県民のみ。
・国の制度として受給者証を取り、居住地自治体が9割、本人は1割負担で訓練を受けられるところがある。自治体の制度によるので居住地の支援機関で相談するとよい。
・東京都障害者IT地域支援センターではIT技術を活用して困難を解決できる。
・国立リハビリテーションセンターで歩行訓練(3週間)を受けたとき、宿泊費は無料だった。
・パソコン、PCトーカーの使い方を教えてくれるところは各地域にある。オンラインで講習を行っているところもある。
視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)
・日本盲導犬協会で生活訓練、白杖歩行訓練ができる。
日本盲導犬協会
6. 読書
- ・書籍は音声で聞くことができる。点字図書館は身体障害者手帳がなくても利用可能。
・聞くための機械については全額自費か身体障害者手帳があれば補助が出る。
・iPhoneのアプリでもデイジー版図書を聞くことができる。有料。
・サピエ図書館は自宅で音声図書をダウンロードできる。点字図書館で登録が必要。詳しくは地域の点字図書館に問い合わせるのがよい。
・今は本を読まなくても、仕事や生活で必要な時に読書が大切になる思う。
・点字図書館からの郵便物(貸し出し、返却)は盲人用なので郵送代は無料。
7. こども支援
- 科学へジャンプ
・科学、数学、社会の勉強・工夫を持ち寄る。地域の大学に通う学生のつながりを作るというイベントがある。近畿8校で連携。
・isee! "Working Awards"の事例紹介で将来の仕事の参考に。
isee! "Working Awards"