短歌がブームです。テレビやSNSのトレンドを賑わせていますよね。
実は、視覚障害と短歌にも深い関わりがあるんです。
歴史を遡ると琵琶法師や瞽女(ごぜ)さん、糖尿病やハンセン病、
戦争で失明した人々が短歌を使って仕事や人生への思いを表現してきました。
いちばん有名なのはハンセン病で失明した明石海人の短歌です。
・わが指の頂きに来て金花蟲(たまむし)の気配はやがて羽根ひらきたり
ハンセン病で膨れた指にタマムシが翅を広げる気配を詠んだこの短歌は
没後84年経った現代でも多くの人々から愛されています。
先人たちの短歌を学び、ご自分でも短歌を詠んでみませんか?
今回は講師に佐佐木頼綱先生をお迎えして、短歌の歴史をお聞きし、
作品を鑑賞しました。
また、集いの後半では短歌の作り方を教えていただき、実際に短歌を作りました。
みなさんも気軽にチャレンジしてみてくださいね。