【就労事例部門】METP賞①NPO法人アイ・コラボレーション神戸

わたし達の未来をつくるアイデアソン・ハッカソン

　障害のある人を支援できる技術が多く出現し、これまでできなかったことができる時代になりました。「自分のものは自分でつくる」ということが可能な時代です。
　「わたし達の未来をつくるアイデアソン・ハッカソン」は、障害のある人自身が商品開発をすることで、「障害のある人が何もあきらめなくてよい世の中」をつくることを目的としています。
　2018年は視覚障害のある人の課題やアイデアを元に、企業や開発者と7チームに分かれ、2日間にわたって開催しました。
　今では、3チームの製品・サービスが世に出ています。
1.「メモメール」（スマートスピーカースキル・アプリ）
2018年12月14日リリースAlexaスキル Amazon版
2020年2月18日リリースGoogleアシスタント版
2. Accessible Code（第一弾　塩野義製薬株式会社）
2020年6月2日発表　RENEW！セデス　すべての人にやさしく使いやすく（新パッケージ）
3. AR音声案内システムNavilens日本導入
2020年神戸アイセンターで実証実験開始、静岡県クレマチスの丘で実証実験開始
　私達は今後も、ありのままの障害を「創造の価値」として、就労支援を行っていきます。

審査員コメント

　アイディア・ハッカソンイベントの発足、運営により、「障害のある人が何もあきらめなくてよい世の中」を推進しておられることに共感します。
「ありのままの障害を価値として」という言葉に感銘を受けました。バリアバリューを強みにビジネスやアイディアを創生し、実際に社会を変革させる取り組みを続けておられること、本当に素晴らしいです。