【アイデア部門】入選⑤前川 浩一

タブレット型ロービジョンサポートデバイス

 ①「高性能カメラ・高画質ディスプレイを搭載したタブレット型モニター」と、②「①のモニターに外付けする小型高性能カメラ」からなるデバイス。
【①のモニターについて】
 既存の「iPad」や「携帯型拡大読書器」の良い点を活かしつつ、「見ること」に特化した、スマートな新デバイス。
 具体的には、「iPad」をロービジョンの方用に改良するイメージ。
●内臓カメラは、向きを可変にし、接写可能、高倍率光学ズーム搭載
●ディスプレイは、拡大しても文字や数字が鮮明な高画質を確保
●白黒反転等切替は「1押し」で可能
●情報漏洩や誤解防止の観点から、写真撮影や録画機能は非搭載とします。
【②の外付けカメラについて】
 Webカメラのような小型のものであり、①のモニターに接続して使用します。
 ビジネスシーンでは、会議時に資料をノートPCからTVやモニターに接続したり、プロジェクターで投影したり、ホワイトボードを使用する場面も多い。その際、これらの被写体にこの外付けカメラを向けることで、手元の①のディスプレイで、被写体を拡大表示して、スマートにモニターできます。

審査員コメント

 使いやすさを究極まで追求し、写真撮影をしているのではないかなど、端末をかざすことによる誤解を生まない視覚補助機器が開発されれば、視覚障害者のみならず、ハズキルーペのように高齢者にも人気が出そうです。低価格化を実現し、ぜひ多くの人のもとに届けていただきたいです。

プロフィール

 

前川 浩一
会社員(経理)

事業会社の経理業務に従事しております。
「iPad Pro」を拡大読書器代わりに用い、文字等を拡大して確認しています。

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