【アイデア部門】ビジネスプラン賞 NPO法人みのり 領家グリーンゲイブルズ

視覚障害者向け、珈琲焙煎・バリスタ・アロマテラピーの宿泊型の研修施設を作る

 視覚障害者を対象として、珈琲焙煎とバリスタ、アロマテラピーの研修を実施する自立訓練施設を開設し、短期入所施設を併設することで、全国から宿泊型の研修を受け入れが可能な施設を開設します。また、訪問型の自立訓練事業として各地に出張研修を行います。
 珈琲焙煎コースでは、領家グリーンゲイブルズの自家焙煎珈琲「僕らは耳で焙煎をする。」のノウハウを指導します。バリスタコースでは、視覚障害者が珈琲を抽出し、お客様に提供できるよう、必要な知識と技術を指導します。アロマテラピーコースでは、香りを頼りにお客様のリラクゼーションを実施できるよう、アロマテラピー検定などに準拠した教材を用いて研修を実施します。
 参加者は、これらの研修を安心して実施できるよう、短期入所施設にて数日の宿泊をしながら、泊まり込みで研修を受けることが可能となります。現在、韓国では「シロアムセンター」に視覚障害者を対象としたバリスタ研修コースが設置されていますが、日本初の取り組みとして、研修コースを設置したいと考えています。

審査員コメント

 このような研修(バリスタ研修)が、すでに韓国では視覚障害者向けに行われており、国内でも新たな職域の開拓として、応募組織が研修コースを設置する、という計画に感銘を受けました。

プロフィール

NPO法人みのり 領家グリーンゲイブルズ
領家グリーンゲイブルズは、障害福祉サービスの多機能型(生活介護・就労継続支援B型)事業所です。
主な利用者は視覚障害者です。
視覚障害者が視覚以外の研ぎ澄まされた感覚をいかし、聴覚、指先、想像力を駆使して制作活動を行っています。
作業の内容はコーヒー焙煎、農作業、点字名刺の作成などです。

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