
アイデア内容
視覚障害者を「ブラインドメンター」として迎え、子どもたちの「言葉で伝える力」を高める教室です。情報の多くを視覚に頼る一方、SNS等の普及でビジュアル中心の発信が増え、言語化力が不足しがちだという課題に着目しました。子どもたちは写真・絵画・玩具などの題材について、ビジュアルを持たないメンターに言葉だけで説明します。学年に応じて題材の難度を上げ、実社会で役立つプレゼンテーション力・コミュニケーション力を育てます。必要に応じて高校生・大学生向けプランも用意します。応用編として企業研修にも展開し、晴眼者社員が新商品や新しいアイデアを視覚障害者へ説明することで、アイデアの「言語化」を促進します。
進捗の状況
大阪YMCAを事業パートナーとして商標登録を行い、YMCAイベントでトライアルを実施しました。教育分野に加え企業ニーズも高いことが分かったため、当初は応用編として想定していた企業向けプログラムも合わせて実施しています。ブラインドメンター養成のため、京都ライトハウス勤務の石川佳子氏をチーフプロデューサーに招聘し、プロジェクト名を「YMCAきらり☆ことばプラス」として、教育機関・企業向けセミナー内容と養成講座カリキュラムを整備しました。養成講座は2024年10月に開講(30時間、24単位)し第1期10名が修了、現在ブラインドメンターとして活動中です。「朝日放送テレビのアナウンサー向け」、赤ちゃん本舗の管理職を含めた社員研修(継続中)、YMCA新入社員研修などに導入し、視覚障害者に講師料が入るビジネスモデルを確立しています。今後は点訳ボランティア団体や支援団体、協力企業等へ展開予定です。
プロフィール
岡田 太丞
1965年生まれ、1989年、当時の都市銀行入行。 1996年から2003年までバンコック駐在。 2003年業務中の交通事故により両目共失明。 視力は左は見えず、右は光覚。 2008年復職。 海外の情報を音声PCで聞き、行内の職員宛に発信する業務を立ち上げて、 現在に至る。

