代表者メッセージ

設立発起人・理事
髙橋 政代
理化学研究所 生命機能科学研究センター
網膜再生医療研究開発プロジェクト 客員主管研究員
株式会社ビジョンケア 代表取締役社長
神戸アイセンター病院 非常勤医師
20年以上にわたり行ってきた網膜の再生医療研究が、網膜色素上皮細胞の臨床研究という形で一歩を踏み出し、今後も視細胞移植などさらに研究を継続していきます。同時に、私が再生医療と同じくらい重要だと考えているのがロービジョンケアです。
ロービジョンケアは、視覚障害者の就労・就学、そして生活の質を一変させる可能性があり、その効果は治療に匹敵するものだと考えています。
私は再生医療を含む治療とロービジョンケアを一体化し、これまでにない支援・サービスを展開する新しい形のロービジョンケアをNEXT VISIONが実現し、視覚障害のイメージを一新することを期待しています。NEXT VISIONがすべての見えない・見えにくい方々に寄り添い、支え、人生をまるごと応援できるよう、私もお手伝いしたいと思います。

代表理事
三宅 養三
1942(昭和17)年生まれ。
1967(昭和42)年に名古屋大学医学部を卒業し、翌年、名古屋大学眼科入局。
1976(昭和51)年から米国ハーバード大学に3年間留学。
1986(昭和61)年に名古屋大学眼科助教授、1997(平成9)年から名古屋大学眼科教授を務める。
2005(平成17)年に国立感覚器センター所長に就任。
2007(平成19)年に愛知医科大学理事、2009(平成21)年に愛知医科大学副理事長、そして2010(平成22)年より理事長に。網膜機能研究の国際的権威。
2000(平成12)年より4年間、国際臨床視覚電気生理学会(ISCEV)の理事長を務めた。
三宅病の発見など多くの業績を残し、多数の国際賞を受賞。
視覚障害者が真に自立できる社会をめざして。
ありのままの姿と声を伝えていきます。
「知りたいことを調べられない」「行きたい場所へ行けない」 —— これまで視覚障害者は、こうした情報へのアクセス障害と移動障害を中心に、生活のなかで困難さを抱えていました。
これからの時代、視覚障害者へのケアは従来の支援だけに留まらず、視覚障害者が自ら知りたい情報を入手でき、考えや伝えたいことを発信するための“情報ケア”が求められるでしょう。
そのためには、視覚障害者への支援の流れや、視覚障害者がどうすれば情報にアクセスしやすくなるか、可視化されることが大切です。
私たちの活動がそのひとつのきっかけとして、視覚障害者の抱える困難さを伝え、課題を解決するための手助けができたら幸いです。