1. まぶしさについて
- パソコンやタブレットを使用するときは画面の明るさを調整する。
- 遮光眼鏡を使用。食べ物の色も見やすい。
- メガネをいくつも持っているがケースに入れたままだとかさばるのでペットボトルカバーを
使用している。 - 光には目を悪くする要因があり、それが強い光。一般的にパソコンの光が悪いと言われているが非常に弱く100カンデラ程度。
- 間接的に光を浴びるくらいでは光による障害が起きるとは言えないが、病気による。光が悪いと言われている病気の場合は遮光眼鏡をかけることをすすめるが病気の進行そのものを止めることはできない。
- 糖尿病網膜症の場合は強い光を見ないほうがいいと言われている。
2.白杖について
- 机に立てかけると倒れやすいがクリップのようなもので留め具を机にひっかけられるものが便利。
- 折り畳み式の場合は折りたたんで鞄の中へ収納する。
- 白杖を室内で使用する際は、ハンコ入れや椅子カバーを白杖の「靴下」として代用している。
3.神戸視力障害センター
- 白杖を使った歩行訓練のほか、日常生活訓練(料理や掃除など)、点字、音声パソコン(Word、Excelなど)が受けられる。
- 訓練だけでなく、燻製、麻雀、囲碁、将棋、オセロなども楽しめる。
4.重複障害について
- 網膜色素変性の3人に1人が耳の聞こえに困難があると言われている。
- 感音性難聴は年齢の変化(老化)による。
- 目と耳が悪くなることは不自由さがプラス(+)ではなく掛け算(×)になると言われている。
- 目と耳の重複障害の歩行支援を行っているのが「兵庫盲ろう者友の会」で、聞こえに不調のある人の相談も無料で行っている。
- 支援機関は全国でも東京、鳥取に次いで兵庫が3つ目。
5.趣味やスポーツについて
- 目が見えなく、見えにくくなってあきらめる人もいるがさまざまな趣味やスポーツが楽しめる。
カラオケ、編み物(さおり織り、さき織り)、グラウンドボール、ゴールボール、サウンドテ
ーブルテニス、ブラインドスキー、水中ウォーキング、ウォーキング(伴歩サポート)、ラン
ニング(伴走サポート)、ヨガ、読書(音声図書、サピエ利用によるインターネット図書館)、
映画鑑賞(シネマデイジー)など。 - 料理ができなくなった
→包丁ではなく、はさみを使ったり、手で切るとよい。
→大阪ガスでは見えない、見えにくい人向けの料理教室が開催されている。
6.その他
- 選挙はどうするの?
→家族は補助できないので投票所に待機している担当者が補助してくれる。見えない人の場合は付き添いが2人つき、不正のないよう確認する仕組み。 - 書類が読めない場合は?
→家事援助の中で読んでもらえる。
→点字図書館で読んでもらえる(対面リーディング)。
→拡大読書器や読み上げソフトを使って読める。