【アイデア部門】入選 中島 香鈴

AI知能向上のために

 最近ではAIを使った教育や、AIの音声機能を使って人と会話するということができる世の中になってきました。しかしながら、AIと人との大きな違いは感情がないことだと言われています。その、人の感情をAIが感知できれば教育や介護の面でAI機能が活用できるのではないかと考えました。そこで視覚障害者の方は目ではなく耳で聞いた情報で人と会話しておられるということに気がつきました。目が見える人は表情やその場の雰囲気など目から相手の感情を読み取ることができますが、視覚障害者の方は耳で聞こえた情報を頼りに相手の感情や年齢層を読み取られていると思います。声の抑揚、声色や大きさや様々なことを読み取られて会話しておられると思いました。これはAIの音声機能も同じことが言えるのではないかと思いました。A l技術を売りにして活動している事業にコミュニケーションを取る際の情報を提供して知識として備えることで人とAIとのコミュニケーションを取ることがより簡単になるのではないかと考えました。 

審査員コメント

 応募者がいうように、視覚障害者は、相手の声の抑揚、間の取り方、震えなど、様々な要素を感じ取って話し手の感情を読み取っています。この感覚を対話型AIの進歩に応用できれば、AIが話し手の気持ちに寄り添ってくれるようになったり、また、AIが人間のように感情をこめて語り掛けてくれるようになるかもしれません。このアイデアには、大変大きな可能性を感じました。

プロフィール

中島 香鈴
視能訓練士養成校 学生

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