【就労事例部門】MIP賞①西川 隆之

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ダイバーシティは企業価値 ~ 国内企業からグローバル企業へ転職して学んだこと

2022年1月に、13年間務めた国内通信会社から米国IT企業の日本法人に転職をし、ロービジョンユーザー向けのスマホアプリのアクセシビリティ改善業務に従事しています。
多様な人材が働くグローバル企業では、ダイバーシティインクルージョン(以下、DEI)の取り組みが大変進んでいました。国籍・文化・言語・宗教・セクシュアリティ・障害有無等、従業員同士様々な違いがある中で、考え方や価値観も多様です。それらの違いを受け入れ認め合い、多様な経験からくる知識・考え方によってよりよいプロダクトづくり、イノベーションにつながると、企業理念として浸透していました。
視覚障害を持つ社員への配慮の一つとして、Visual Assistantという視覚障害社員の業務をサポートする専門の業務委託社員がいます。資料のレイアウト調整から移動・出張の誘導介助など、視覚で不便な点を支援していただいています。
のようなDEIの取り組みの事例や、企業がDEI推進するための課題、私たち視覚障害者ができることは何か、等についてお話したいと思います。

審査員コメント

 Visual Assistant制度は、日本にはない制度だと思いますので、このような支援の在り方や業務としておこなわれていることを紹介することで、多くの企業に広まっていくのではないかと感じました。
多様性に価値を認め、その実現に向けた企業の優れた取組みとして広く周知すべき案件です。全ての企業がビジュアルアシスタントをはじめとした障害を持つ社員のチーム支援を導入するための仕組みを共に考えましょう。

プロフィール

 

西川 隆之
30代、東京都在住。7歳で網膜色素変性症を診断。現在は両目とも矯正視力0.1のロービジョン。
神戸市生まれ、4-12歳はアメリカに在住。中高大は京都に通い、新卒でNTTコミュニケーションズに入社。情報システム部門にて社内システムの運用に携わる。
2022年から米国IT企業にてスマホアプリのアクセシビリティ業務に従事。

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