1. 台湾旅行(タンデム自転車)

  • 台北の盲学校の先生がタンデム自転車のチームを作っていて、毎年タンデム自転車に乗るために台湾に行く。
  • 今年は日本から10名参加し、台湾の方を合わせた参加者は合計84名。自転車40~50台で台湾を巡るツアー。
  • サイクル・ボランティアジャパンが協力してくれた。

2. 船旅(宮崎へフェリーで)

  • 船内では案内してくれる。
  • お風呂もその辺にいる一般の人が手伝ってくれる。手伝ってもらうコツは自分が見えにくいということを周囲を知らせること。

3.国内旅行

  • 視覚障害者2人で旅行。現地で待ち合わせするため「駅近く、駅構内で待ち合わせに適した場所」をiPhoneで検索。
  • 乗り換えや駅構内の待ち合わせ場所への誘導は駅員にお願いした。
  • 観光でお寺に行くのにJBOSを頼もうと思ったが、観光ボランティアがいるときいていたので依頼。視覚障害者の手引きするのは初めてという人が案内してくれたがとても親切だった。市が窓口になっている。
  • 旅行は心配しすぎると難しくなる。
  • 駅構内は駅員に案内してもらえる。(新幹線は座席までOK)
  • 新幹線の切符はみどりの窓口で購入。買うときに座席指定。片道100km以上の場合、身体障害者手帳を利用すると乗車券が半額になる。
  • 新幹線は新大阪駅発を選ぶと乗り換え時間が長いので焦らない。座席まで案内してもらうだけでなくトイレの場所を教えてもらうと安心。車内販売がある場合は、販売員に声掛けしてもらうようお願いしておくと物品購入がスムース。
  • その他の便利サービス
    ジパング倶楽部女性55歳以上、男性60歳以上が入会可能。年会員がお得になる。
    空いていれば車いす用の特別室を指定席料金でとれる。個室で2人用ベッドもある。トイレの前にあるので便利。
  • はじめて行くところは楽しみ。
  • 楽しめるとどこでも行ける。旅行だから迷ってもいいと思う。
  • ヘルパーさんと一緒に旅行と行くとお金がかかるので単独または仲間と行く。
  • 当事者のみの女子会旅行は珍道中だが楽しい。
  • 旅行先で掲示板は現地案内(ボランティア)を頼んで読んでもらう。(1~2週間前に頼んでおく)
  • 携帯電話をもっていれば安心(海外でも同じ)。

4.旅行中の便利グッズ

  • シュシュ:座席のところに髪を束ねる「シュシュ」をつけておくとトイレに行った後戻ってきたときに自分の席が見つけやすい。自分で触って気づくのもあるが、周りの人が気づいて教えてくれる。
  • S字フック:かばんをかけておくのに便利。自分の手の届く所か近くに置いておくことができる。
  • 輪ゴム:ホテルの部屋のドア、シャンプー、リンスなどに目印としてつける。

5. お風呂

  • 女性風呂では周りの人が見えにくいことに気づいて声をかけてくれる。気づいてもらえるように見えにくいことを伝える、知らせることが大切。
  • お風呂用の白杖を持っている→洗い場では白杖を持ってることで周囲の人が気づいてよけてくれたり、声をかけてくれる。使用中のシャワーブースでぶつかることがなくなる。
  • 風呂場では白杖を持って、ゆっくり歩く。中にいる人は音でわかるので湯船の中にいる人もよけてくれる。白杖を湯船の中に入れなくても深さはわかるが湯船の中のどこに人がいるかを知りたい。

6. 電車に乗るときの工夫

  • 暇そうな駅で乗り換えると案内してもらいやすい。
  • 駅には余裕をもって早めに行く。
  • JRは事前にお願いするのがダメになっている。通勤時、車いすの案内時間が決まっていることもあるので移動には余裕を持って。
  • 駅では駅員が引き継いで案内してくれる。

7. ホテルでの工夫

  • 駅員はホテルまで行ってくれないがiPhoneのナビでホテルまで行くことは可能。
  • 行き方がわからなくても「どっちかなー」とつぶやいていたら、声をかけてくれて案内してくれる人がいる。
  • わかりにくいところだったがホテルのカウンターまで案内してくれた。それでもわからなかったらホテルに電話して教えてもらうか、迎えにきてもらう。
  • 場所を知っている人に電話しながら遠隔で案内してもらうこともできる。
  • ホテルを選ぶ時は小さなホテル(30室以下)を選ぶようにしている。
  • ビュッフェの場合はホテルの人にお手伝いをお願いする。
  • 最初の食事は洋食にすると安心。

8. 歩行訓練

  • 旅行だけでなく、白杖を持ったら受けた方がよい!
  • ガイドもあるが行動を制限される場合があるので白杖で単独歩行ができれば自由度が増す。
  • 階段の昇降ができるようにならないと一人歩きはできない。
  • いろいろな状況に応じて訓練する。
  • 階段や段差で落ちそうになることはあるが、杖が守ってくれる。
  • 目的があれば白杖訓練もできる。
  • 自分のことは自分でできるようになる。
  • ヘルパーさんの時間を気にすることなく、夜遊びもできる!
  • 外国でも白杖を持っている人がいる。
  • 蛍光シールを貼ってもいい。ライトで光るものもある。

9. フランス旅行

  • 杖をもっていると無料にしてくれた。
  • 他の人が並んでいてもすぐに入れてくれたり、ロダン美術館では手袋を貸してくれて全部さわらせてくれた。

10. ひとり旅

  • 男性のグループ旅行は現地(空港)まで一緒でその後自由行動で。
  • 不安な場合はグループ旅行からはじめてみる。
  • アナログが大切。
  • ポケトークもiphoneも翻訳が間に合わないことがある。

11. JBOSの活用法

  • 目的地まで利用する。JBOSの方は美術や歴史の専門家ではないので、美術館など館内では専門の人に案内してもらうほうがよいことも。
  • 1人でいる方が出会いがあって楽しい。
  • 利用料なし。交通費と食事代、入場料などの実費が必要となる。

12. 食事

  • ホテルの人に地元でおいしい店をきく。駅員さんは意外とその地に住んでいない人が多いので知らないことも。
  • 地元の人と友達になってきくとよい。

13. ガイドヘルパーの利用

  • 居住地でなくても申請すれば使用可能。神戸市の場合は県視協や事業所に相談することで同行援護を利用可能。

14. 地図の見方・触り方

  • 木工用ボンドで道路や線路をなぞってもらって乾燥させると浮き上がってわかる。
    もこもこペンを使用するのも便利。
  • 移動する範囲や位置関係を知りたいときに見えなくても地図は便利。
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