1. 見え方、みえにくさについて
視野狭窄があるが自分の目の見え方を分かってもらえない。
→手で幅を示して具体的に見える幅(視野)を知ってもらうとよい。
人影が見える。男女はわかるときと分からない時がある。大見出しはわかるとか具体的に説明する。
テーブルの上に水の入ったコップがあっても位置が20cmくらいずれるとわからない。
ゴミ箱も同じ。道の端がわかりにくい。毎日歩くように心がけている。
→コップやごみ箱などは元の位置に戻す。家族にもお願いしておく。物の置き場所を決めておくと探し回ることが少なくなる。
「見え方紹介アプリ」
見え方を設定ができるので説明しやすい。羞明、夜盲の紹介などある。
ボイスオーバーOK。体験キットもある。
お料理するときも調味料は置き場所を決めておけば大丈夫。
2. 点眼薬の見分け方、さし方の工夫は?
複数の薬がある場合、5本入るケースを利用。透明突点シール(ポツシール)を貼っておくのも見分けるコツ。
コネクトドットのものタグアプリが便利。試験的に出しているチップ入りゴムバンドを付けて目薬のビンにつけて専用アプリで読ませて確認する。
家族が寝ているときはBe My eyesを使って確認してもらう。8時から21時は日本国内につながるようになっている。
処方箋や製薬メーカーに確認して副作用や目薬の差し方を書き込んでおく。点眼の間隔や目やにが出る場合があるのでふきとっておくなどの注意書きも書き込んでおくと後で確認できて便利。
容器に輪ゴムやヘアゴムをつける。あり、なし、2本つけなど本数で確認することもできる。
タッチボイスを使用する。
薬局で種類ごとに袋に入れてもらう。
3. 目が見えにくくなってコミュニーションが難しい
視力が低下して、知り合いと会っても気がつかない。
→周りの人のことを心配しすぎ。知り合いには気づかないときは声をかけてと言っておけば向こうから声をかけてくれる。向こうから名前を名乗ってくればいいと思えばいい。目が悪くなってもまだ何とかなると思って、ゆったりした心構えでいればいい。
目が見えない、こういう人だということを知って欲しい
視覚障害だと言っても理解してもらえない。健常者に全部理解してもらうのは難しい。
→家の近くの人には目が悪いことを伝えた。後は向こうから挨拶してくれるようになった。
4. 白杖について
全く見えないわけではなく、見えにくい人が持ってよい。
自分も相手にもケガさせないために白杖を持つだけでなく白杖に鈴をつけている。鈴がなればよけてくれる。
お手伝いの声をかけてくれる。ぜひ持っておいた方がいい。
万が一事故にあった時にも責任を問われることがなく安心。
周囲の人が見えない、見えにくいことを知ってくれる。
人が多い駅などで出して使うようにしている。
見えにくい人は持つように道路交通法でも決まっている。
福祉事務所で購入できる。
外出支援(ガイドヘルパー)の利用もおすすめ。
身体障害者手帳申請はいろいろお得。支援・サービスを活用できる。
5. 保険について
「個人賠償責任保険」に加入すれば安心。生命保険に付帯するものもある。
楽天では月100円台で加入できるものがある。
加入の条件なし。デパートなどで体や杖が当たって品物を壊した時などにも保障してもらえる。
6. スーパー、コンビニでのレジはどうしているの?
最近、クレジットカードを自分で入れさせるようになっている。タッチもある。支払方法を自分で選ばせるようになって、頻繁にやり方が変わっているので困る。
→店員に申し出て手伝ってもらえばよい。カードの入れ方が分からない場合は店員に伝える。
カードをスマホのアプリに入れてスキャナで取り込んでもらうのは非接触対応になっているので便利。
視覚障害だけでなく高齢者も困るのではないかという点を業界に申し出た方がよい。少数の声では無理なのでみんなで声をだそう。
不便な声を個人からあげるものあり。個人・団体問わず言い続けることが重要。
ダメもとで言うようにしている。階段がこわいと言っていたら赤いテープを貼ってくれた。
セルフレジになっても店員がいるから頼んでみよう。
タブレット注文もお願いすれば店員さんがやってくれる。
7. iphone・スマホ
画面は見えないがiphoneを使っている。
→ボイスオーバー4本指タップですべてコピーしてくれる。(クリップボードに保存)
ローターキーをまわしてコピー(コンパスを使う要領)。
便利なアプリがたくさんある
OCR スキャナー
Seeing AI、Envisionなど 印刷文字・書類を読むアプリ
ハロームービー 映画の音声ガイド
マネーリーダー 国立造幣局もアプリを出している。
ライトディレクター 明るさ暗さを教えてくれる。
サリバンプラス
ユアズアイ 本をスキャンして読んでくれる。本のバーコードを読ませ、データがあれば自動で読んでくれる。ボランティアが読み間違いを直している。
ブラインドスクエア 周りに何があるか教えてくれる。
shikAI QRコードで情報を伝えてくれる。
Navilens 専用アプリでタグを読み込むと情報を教えてくれる。神戸アイセンターで実証実験中。自販機や受付に設置している。パーソナルタグは無料で使えるので家の玄関やトイレに貼っている。
アメミル 雨が近づいてきたら注意してくれる。
電車ルッキング 次に来る電車を教えてくれる。
駅ロッキー 駅や電車を登録しておくと近づくと教えてくれる。
バスあと何分? 全国対応
タクシー配車
iPhoneの音声は相手に聞こえないので気楽に使える。
AIスピーカーと同じようにSiriに尋ねると答えてくれる。
音楽はYoutubeで聴く。好きな曲を聴くことができる。
外出時はガイドヘルパーを利用し、家ではPCを使っているのでスマホは必要ないと思っている。
→列車が事故でガイドヘルパーと困ったときに、別ルートを検索した。時刻表もスマホで検索できるのでヘルパーさんが迷った時にもサポートできた。
iPhoneだとZoomのチャットが使いにくい。
Siriを使えばキーボードが使えなくてもOK。
iPhone、iPadのアプリ情報や最新のデバイス情報は「iPhone・iPad活用ラウンジ」で聞くことができる。毎月第4月曜15時から17時。
iPhone・iPad活用ラウンジ
パソコンがメインだがiPhone、ガラケーは用途によって使い分けている。
アップルウォッチと組み合わせて健康管理に使っている。
8. 洋服の整理、選び方は?
おおよその色で服を並べておく。
大体覚えているのでSeeing AIで確認している。