ちょっと変わった方法で買い物をしていたら
その人、目が見えにくいのかもしれませんよ。

視覚障害者はひとりで買い物に行けないのでは?と、思う方がいるかもしれません。
けれど、最近ではサービスカウンターやコンシェルジュを設置するスーパー、デパートが増えてきました。商品の場所や値段を教えてくれるだけでなく、なかには新鮮な野菜を選んでくれたり、必要な量を見てくれたりと、さまざまな配慮をしてもらえるお店もあるのです。

見えないのではなく、見えにくい人の場合、値札が読めなくて困ることが多いそうです。そういう人は、携帯型の拡大読書機を使ったり、最近ではスマートフォンで写真を撮って拡大したりと、工夫して買い物をしています。ただ、店内写真撮影お断りのお店では、店員さんに声をかけておかないと誤解されることもありますので注意が必要です。

拡大読書機やスマートフォンがなくとも、商品を顔に近づければ見える人もいます。
「あの人、お肉のパックを顔に押し当てている!」などと驚くことがあるかもしれませんが、もしかしたら値札の表示を見ようと一生懸命な視覚障害者の可能性もあるのです。

白杖を持っていないと、なかなか視覚障害者とは分かりづらいですよね。でも、社会には見えない人、見えにくい人も大勢いて、ひとりで買い物に出かけることもあると知っておいてください。そしてもし困っていそうな人がいれば、お店の人に教えてあげるだけで十分ですので、お手伝いをしてもらえれば嬉しいです。

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