1.料理について
- 煮込み料理は時間を計ればできる。
- 焼きそば、卵焼きは電子レンジで。
- 肉の場合、串を刺して肉汁の色を見るが見えないとできない。そのため、弱火からゆっくり焼くようにしている。強火は使わない!
- フライパンを小さくして(20㎝くらい)フライパンのフタを使って熱を逃がさないようにする。熱効率アップ!
- 魚焼きグリルをオーブン代わりに活用している。表面だけフライパンで焼いて、あとはグリルでゆっくり火を通す。
- 液体の計量はどうするの?
- →スプーンすり切り。100㏄カップや50㏄カップなどを使用して計り切りで。
計量容器(さじかげん)では10㏄や15㏄が計量できる。 - クックパー(フライパン用の使い捨てアルミホイル)を使用すると焦げない。
- 計量容器は液体洗剤にも使用可能。
- あく取りにはペーパータオルが便利。
- ドリップコーヒーはあえて大きめのペーパーフィルターを使用し、お湯があふれにくいようにして入れる。
- お湯を計りたいときは、最初に必要な水を計量してから沸かす。
- カップへのお湯の入れ方は?
- カップの直径を調べ大きさを把握し、中心部に向かってお湯を入れる。
ケトルの先が細くて長いものを使用する。
カップややかんは自分の使いやすいものに慣れていく。 - 包丁研ぎは?
- 砥石ではなく、ローラー式を使用。
手を切ると怖いのであえて切れにくい包丁を使ってゆっくり切る。 - 包丁でなく調理ハサミを使う。
- カット野菜を使う。
- 電子レンジでのゆで卵の作り方
- 卵をアルミホイルで包んで卵が隠れるくらいの水の入ったカップかボウルに入れ、レンジで10分。
- 電子レンジでの焼きそばの作り方
- →容器に材料とソースをすべて入れ、レンジで約6分。
- 電子レンジではシリコンなべも便利。
- ガスコンロは危ない?
- →音声で案内する機種やガラストップで掃除がしやすいものも出ている。
ごとくや皿があるタイプは掃除が大変。
2.掃除について
- 自分で掃除をするがヘルパーさんに確認してもらっている。
- 定期的に専門業者の清掃に入ってもらっている。1年に1回。
- 居宅介護で掃除をお願いできる。
3.趣味について
- どんなことをしているの?
- 麻雀
- J食品の燻製
- ダーツ
- 演奏(ドラム、二胡、リコーダー、鼻笛、ギター、オカリナ)
- 歌(カラオケ、シャンソン)
- スポーツ(スポーツ吹き矢、クライミング、アキュラシー、水泳、ゴールボール、
スキューバダイビング、ブラインドゴルフ、ヨット、空手、少林寺、タンデム自転車、伴走、伴歩、乗馬、水泳、卓球、ボウリング) - パチンコ
- ヨガ
- 革細工
- 陶芸
- 俳句
- 百人一首(点字付きあり)
- 将棋
- 囲碁
- オセロ
- スイッチ
- 読書(音声図書、サピエやキンドルを活用)
4.旅行について
- JBOS(全国視覚障害者支援連絡会)を活用すれば全国どこでも旅行が可能。JBOSは全国33都道府県でネットワークを結んでいる。駅からの案内が可能。ボランティアの交通費負担。
5.移動・歩行について
- 歩行訓練は?
→目が見える人のルートより多少遠回りになっても安全に歩けるコースを選定してもらえる。
点字ブロックに頼らない歩き方もある。 - 点字ブロックの種類は?
- →基本は線と点の2種類。色は黄色が基本。
- 歩道で点字ブロックの上にはみ出している植物にドキッとする。
- 放置自転車も危ない。
- 人にぶつかることがある。
- →回避義務は見える人にある。
- 点字地図が設置されているところでも見えないとわからない。
- →設置を知らせるアナウンスがされているところがある。
- 点字ブロックがエスカレーターに誘導していないところがある。
- →基本的にエレベーターか階段へ誘導することが多い。
6. 自己責任について
- 自分の命は自分で守る覚悟を。
- 社会が良いサポートをしてくれるとしても頼り過ぎないことも大切。