神戸視力障害センターの施設見学と説明
1. 臨床実習見学
- 理療は1年は基礎、2年は病気についての知識、3年で臨床実習を行う。
- カルテの電子データ化を進めており、将来的にはタブレットを使ったカルテ記載を検討中。
- 授業は1コマ45分。
- 三療の仕事は視覚障害者の従事者が多いと思われているが、実際は少なくなってきている。あんまは全体の従事者の約2割、鍼灸は1割程度。
2. 施設見学
- 図書室……点字本、音声図書(デイジー)。
- 進路支援相談室
- 再理療……国家試験に不合格となった人がさらに受験に備えて勉強を続けることができる(1年限定)。
- 実技室……人体模型をボイスペンでタッチすると部位を音声で読み上げる。
- 宿舎……和室6畳+板間約3畳、デスク、棚などは備え付け。二人部屋だが入所人数により、一人部屋になることもある。Wi-Fi完備。
- 食堂……目が見えにくくても人の接触を防ぐために一方通行の動線が決まっている。また、お互いに声かけを行う。
- 評価準備室……白杖訓練で使用するための白杖が約100本あり、その人にあった白杖選定が可能。
- パソコン訓練室……Windows10まで様々なバージョンで訓練可能。
- 訓練室
- 日常訓練室……一般家庭の部屋を再現したキッチン、ダイニング、居間で日常生活訓練を行うことができる。
- 調理実習室……ガスコンロとIHクッキングヒーターがあり、自宅の状況に合わせて訓練できる。
- ロービジョン訓練室
- 陶芸室……陶芸教室:火曜日に陶芸の先生に来てもらい教室を行っている。粘土の感触がリラクゼーションになる。
3. 質疑応答
- 就労相談は早めに!
- センターへの通所が困難な人は入所可能。ただし、その判断は市町村が行なう。
- 基本は入所だが場合によっては週2〜3回など通所もOKな場合がある。
- 電話での相談、問い合わせは平日になるが、月に一度は土曜日も来所で相談できる体制がある。
- 平成28年度のオープンキャンパスは7月23日土曜日、9月24日土曜日にあり、参加申し込みが必要である。