ざらざらした感じ、すべすべした感じなどのように、触れて検出される質感の違いの識別に関する知覚のことを触知覚と言います。また触知覚に加えて、筋肉や腱などで手足の力の入れ方を感じることを触運動知覚といいます。目を使わなくても、自分の身体各部の位置や動き、運動の方向、四肢にかかる力や重さを知ることができ、食事をしたり、簡単な機械を操作したりする作業が、視覚を使わない状態でもできるのは、これらが基盤となっているからだと言われています。

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