1. 趣味について(困ったことは? 見えなくてもできることは?)
- 着物が一人で着られなくなった
→半襟は白糸でなく、見やすい赤い糸でつけるとよい。テープで貼り付けるタイプもあるので縫わなくてよい。
→姿見を使わず視覚に頼らず触って確認するだけで着つける方法がある。 - 視覚障害者でも楽しめる趣味・スポーツがある。
→社交ダンス、創作ダンス、ウォーキング、マラソン、ヨガ、サッカー、ベースボール、ゴールボール、ゴルフ、囲碁、将棋、俳句、書道、園芸、折り紙、作曲など。 - 舞台鑑賞が難しくなった。
→双眼鏡より単眼鏡が見やすい。 - 見えなくてもやりたいと思ったことをやればよい。
- 食事で食べ物が見えないとおいしく感じない。
→何がどこに置いてあるか聞いて確認してから食べる方法もあるが、何も知らずに驚きを楽しむのもよい(考え方を変える)。 - 旅行
→一人で外出できない人のために全国にガイドボランティアがいる。
全国視覚障害外出支援連絡会
(JBOS)
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→駅員の案内もあるので事前に駅に連絡・確認しておくとよい。突然お願いしても対応してくれるが待たされる可能性がある。 - 目が見えにくくなって「できない」と思うのでなく、今の視機能でできることを考えるようにするとよい。
2. 便利な道具と工夫
- 文字が読みづらくなった。
→拡大読書器を使用すると自分が見やすい文字の大きさ・色(コントラスト・白黒反転)に調節できるので見えなかったものが見えるようになった。
→自分が見やすい筆記具を使用するのがよい。極太マジックなど。 - 耳で聞くだけでは頭に入らない。
→ICレコーダーに録音する。 - 見えていた時はやることを忘れていても目についたら思い出すことがあったが見えなくなってそれができない。
→やることリストをその都度録音しておき、聞くようにする。触って思い出すような工夫として輪ゴムを手首に巻いておくなど。 - iPad、iPhoneは使い方を習得すればいろいろなアプリがあって便利。
- 先端医療センター眼科外来ではiPad外来がある。予約が必要。
先端医療センター病院眼科
TEL:078-304-5200(代表)
受付時間は月曜から木曜の14時から17時まで。
3. 家事・調理の工夫
- 冷蔵庫の中にあるものがわからなくなる。
→ICタグをつけておけば読み上げてくれる。
→QRコードを読めば、商品名だけでなく賞味期限や調理方法がわかる。
→おおさかパルコープでは希望者にQRコードを発行してくれる。点字発行サービスもある。
おおさかパルコープ
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→かごや容器を使って仕分け、必ず決まった場所に入れるようにする。 - 魚や肉の焼き加減がわからない。
→ある程度焼いた後で電子レンジで加熱して仕上げる。
→IHヒーターは音声対応があり、魚も全自動で焼ける(開き、丸焼き、焼き加減の強弱も選択可能)。
4. おしゃれについて
- 化粧ができない。
→「ブラインドメーク」で目が見えなくても化粧ができる。
→大手化粧品メーカーによる講習会もある。
5. 情報について
- パソコン(音声パソコン)、スマホで情報収集が行なえる。
- 女性向けサロンに参加するとおしゃれ、家事、旅行など女性向けの情報が得られる。参加には申し込みが必要。
40代女性向けサロン
茶・い・夢
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