第33回「こころとからだの健康を考える集い」

1. 安定剤や抗うつ薬について

  • 安定剤は視神経によくないと聞いたことがあり、量を減らしたりしているが落ち着かないことがある。
    →目に影響はないと言える。むしろ気持ちが落ち着くなら飲んだ方がいい。

2. 見え方(まぶしさ)について

  • まぶしくて家の中では雨戸を閉めて暮らしている。外は気候がよくなってお天気がよいのにつらい。
  • お店に行ってもまぶしくて物が見えない。
  • 目の奥が痛くなり、ふらつきもあるので外へ出る元気がなくなった。
    →遮光眼鏡をかけるとよい。
  • 眼鏡の上からかけるオーバーグラスタイプもある。
  • 家の中では蛍光灯をやめて電球に変えた。
  • 遮光レンズと偏光レンズの組み合わせでまぶしさを軽減できた。
  • 遮光眼鏡の色を選ぶときは、天候や使用する場所など自分に合ったものを選ぶ。
  • 日傘、帽子を着用。
  • 外では屋根のあるところを選んで歩くなど工夫する。

3. 見え方(視野欠損)について

  • 突然物が消えたり、いなかった人が急に飛び出してくる。
  • 自分の視野、自分の視野の中でどこが見えているかを知ることが必要。見える部分を知ることで、意識してその視野を使って物を見ることができる。
  • 眼球運動が有効。顔を動かして物を見ることができるが、眼球だけを動かして物をみる訓練をすることでこれまで見えなかったものが見えるようになる(視力があがるわけではなく、見える視野を活かす方法)。

4. 見え方(見えにくさ)について

5. 見えにくくなって思ったこと

  • 目が見えにくくなって、一度死んだと思った。しかし、ラジオを聞くようになり、これまでの人生観が変わった。ラジオを通じて、目が見えなくても山登りやサイクリングができることを知った。
  • いろいろな話を聞く中で、自分なんか大したことはないと思うようになり、自分も明日はどうなるかわからない。ならば、今日を豊かに暮らそうと思った。悪く考えれば悪くなる、と。
  • 目が悪くなったおかげでラジオを聞くことができた。
  • 見えないことは何もできないということではなく、できることはたくさんある。

6. 白内障手術について

  • 手術は不安だったが術後見えるようになってよかった。
  • 網膜色素変性の場合、手術がよくないと聞いたことがあったが医師と相談して手術を決断した。
  • 目が悪くなったおかげでラジオを聞くことができた。
  • 手術が悪いのではなく、手術しても見えるようにならない可能性があることを理解して、術後におきやすい炎症などをおさえるためきちんと診察を受けることが大切。

7. 子供の学校生活について

  • 学校では黒板の文字が見えにくくなり、プリントを拡大コピーしてくれるが、それも見えにくいのか勉強しなくなった。
  • 盲学校に数回行ってみたが今は行きたくないと言って行かなくなった。
  • 補助教材としてiPadを購入したが使いたがらない。ゲームはやる。
    →まずは、子供のしたいこと(夢)を見つけてあげて、その夢を応援してあげる。
    →まずは興味を持つことから始める。ゲームが好きなら、ゲーム製作やコンピュターが得意ならSEという仕事もある。
  • 今は何もできないと感じて落ち込んでいる時期かもしれない。
  • 今は盲学校を嫌がっているが、盲学校に行って良かった、自分の居場所が見つかったと感じたという子供さんが大勢いるので、いつでも行けるように親の方が準備しておく。
    盲学校に相談して情報を収集するなどつながっておくことが重要。
  • スポーツが好きなら目が見えなくてもできるスポーツがあることを教えてあげるとよい。
    →ブラインドサッカー、野球など。
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