60代の学生さんも通っています。
生涯、学ぶよろこびと出会える、盲学校のススメ。

盲学校は全盲の人、先天性の人だけの学校ではありません。見えにくい人、中途視覚障害の人も入学できます。幼稚部、小学部、中等部、高等部、そして何歳になっても入学できる専修部(理療科など)があり、幅広い年齢層が通っているのです。

学習方法や教材は生徒ひとりひとりの視覚に合わせ様々です。拡大文字の教科書、拡大読書機、点字などから、一番無理のない学習スタイルで学ぶことができます。実は1学年の人数が普通校と比べると少ないため、指導が行き届いているというメリットもあるのですよ。

あまり知られてないですが、普通校に通いながら、盲学校で定期的に相談や学習(補習)を受けることも可能です。たとえば、スポーツが苦手なため盲学校で練習し、できるようになってから普通校で体育の授業を受ける、という生徒さんがいます。見えないこと・見えにくいことを自覚して練習すれば、恐怖心を取り除きコツをつかめるようになるのです。

これは体育に限ったことではありません。盲学校で文字を読み書きする補助器具の使い方を習ったり、自分に一番あった勉強法を教えてもらってから、普通校で学ぶこともできます。同じ方法で学習を継続できるよう、盲学校と普通校の先生が情報を共有しています。

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