AR-拡張現実とAI-人口知能を活用し、目の見えない・見えにくい方へ情報ケアを実現する。
ICT(情報通信技術)の画像解析技術をglass型ウェアラブルデバイス製品であるSmarteyeglassとAndroid携帯電話に実装し、必要な情報や危険を視覚障害者に伝えます。
近未来のメガネ型ウェアラブルデバイスを通して、現実世界の情報を解析し、デバイスのレンズ内に文字で、携帯電話を通して音声で利用者に伝えます。例えば、交差点では信号機の状態を解析し、レンズに「信号は青です 安全確認をしてください」と文字で示し、同じく音声でも「信号は青です 安全確認をしてください」と伝えます。また鉄道駅などでは、案内板の文字を解析して周囲の情報を伝えることが可能です。案内板だけでなく“おにぎり”の種類も文字解析できます。利用者自身が考えて行動できる“自立”や“みちくさ”のサポートを目指します。
再生医療によって視力を取り戻せることが最高のソリューションではありますが、今現在、駅構内で困っている視覚障害者を何度も見かける状況です。目が見えない、あるいは見えにくい方々が働きやすく、雇用主が雇いやすい環境のために必要な課題を解決し、彼らの生活の質が向上するよう貢献します。
なお、このアイデアの提案にあたって、障害者の働き方の実態調査をキャリアコンサルタントである廣田真弓さんの協力を得ました。
審査員コメント
提供する情報の基準などで視覚障害者による異なる検証が必要ですが、将来、GPSやサーバ上のAIと連動させて、目的地までの道順や歩行経路、マーク情報の提供などにつながっていけば、単独歩行の可能性が大幅に広がりそうです。夢の実現に向けた第一歩として評価します。 |
プロフィール
遠藤 知慎
会社員
ITアーキテクトとして、企業や大学向けに技術支援を行う。ビジネスブレークスルー大学在籍中。京都大学KUINS運用支援、SONY Mobile communications技術支援、locomoco Inc.代表取締役。