
ロービジョンコンシェルジュ
~「福祉の見える化」を目指した資格制度~
■目的
1.視覚障害者自身が専門知識を身につけて他者をサポートするという、新たな社会的役割を創出
2.視覚障害者が情報にアクセスできない問題や、都市部と郊外における福祉サービスの地域差を解消
■内容
ロービジョンコンシェルジュは、視覚に関する困り事を持つ方に適切な情報を提供する相談・案内役です。この資格は視覚障害者を対象としており、福祉知識と音声などを活用したPC操作技能を習得することが求められます。資格取得者はクラウド上で情報を共有し、多職種との連携を通じて迅速かつ幅広いサポートを提供します。
■就労場所
各地域の眼鏡専門店を想定しています。見え方の困り事を抱えた方が多く訪れる
場所であり、手軽に立ち寄れるスポットです。眼鏡店にとっても、福祉用具の販売促進だけでなく、地域社会での信頼を高められるメリットがあります。
この取り組みは、視覚障害者に新たな就労機会を提供するだけでなく、地域全体の福祉向上にも貢献します。ロービジョンコンシェルジュが各地域に広がっていくことで、地域差を解消して、誰もが平等に情報へアクセスできる社会を目指します。
視覚障害者が誰も取り残されない「福祉の見える化」を実現しましょう。
審査員コメント
良いアイディアと思います。実現に向けて、ロービジョンコンシェルジュをどのように「認定・認証」するのか、眼鏡店以外に情報のハブとして適当な場が構築できないかなど、深堀されると良いと思いました。 |
プロフィール
山内 敦
南大阪の眼鏡店、「メガネの金剛」に勤務。現在はロービジョン対応を専任業務としています。
数多くのロービジョンの方を見てきて、見えない・見えにくくても出来ることがたくさんあるということに驚いています。
この可能性を眠らせることなく、社会で発揮するお手伝いができればと…日々、多くの方々と出会い、勉強中です。