小学生も目の不自由な方のお役に立ちたい

 毎日電車で通学をしています。電車や駅では、白杖を持っている方や、盲導犬と一緒の方を見かけます。安全にお仕事に通うことやお出かけすることは、とても大切で大変なことだと思います。その事は、盲導犬のパピーウォーカーの講習会でも教わりました。でも私は、白杖を持った方が駅のホームでお困りの時に、声をかけることができませんでした。そこで私が出来ることを2つ考えました。
1)恥ずかしくて声をかけられない小学生がキッズケータイなどを利用して、「困っている人」と「お手伝いしたい人」を繋げられるような、アプリをいつか作りたい。
(もう作れる人がいたら作ってほしい。)
2)電車が遅れたり、止まった時に車内アナウンスはあるけれど、聞き取れない時もよくある。そんな時は、電光掲示板に書かれていることを読んで声でお伝えしたい。
 そして、肩に手をおいてもらって、行きたいところに行くお手伝いをしたいと思う。
 毎日とても重たいランドセルを背負っている小学生の肩は、意外と頼もしいと思います。
 安全にお仕事に通うことやお出かけすることのお手伝いができたら嬉しいです。

審査員コメント

 盲導犬のパピーウォーカーを経験したことをきっかけに、視覚障害者の手助けをしたいと考えるようになったという木村さんのやさしさに感激しました。木村さんの補助犬ロボットが駅のホームにいて助けてくれたら、ホームからの転落といった悲しい事故もゼロにできるかもしれません。このような小学生が増えたら日本の社会はさらに素晴らしいものになるだろうという希望をいただきました。

プロフィール

 

木村 清乃
小学生

江戸川学園取手小学校4年生。家族で北海道盲導犬協会のパピーウォーカーをしました。協会のイベントや講習会で盲導犬のユーザーさんにお話を聞き、どんなことに困るのか、どんな時に嬉しいのかなど教えていただきました。私もお手伝いしたいと思いました。大きくなったらどんな困ったことにもお手伝いできるような「みんなの補助犬ロボット」を作りたいです。

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