【アイデア部門】入選⑤北村 直也

フラット解決!
クリアリープロポーズ

 視覚に障害がある場合、就労時に困難な作業がいくつかはっせいすることがあります。
 しかし、それらは困難であって、100%不可能ではないことがほとんどです。とくにITが急速に発達している現在では、あらゆる視覚情報をセンサーやカメラで補ったり、パソコンの文字などは点字・音声に変換することが容易になりました。
 そこで、視覚障害により困難な作業を、既存のサービス・新規開発で補う専門チームを発足します。
 難しいことを難しいままにしておくよりも、少しでも楽に作業ができたり、逆に少しやることは増えるけど不可能だったことが可能になるのは大切なことでしょう。その実現のためにITと視覚障害に精通したメンバーが事業内容や実現したいこと・具体的な困りごとをヒアリングし、既存のサービスをリサーチしたうえで導入・新規開発の提案をさせていただきます。
 また、現在では視覚障害者がIT分野に参入する流れが多く見受けられており、当事者のヒアリングとともに、それらの知識を持つ視覚障害者に案件を発注する、一石二鳥の効果も期待しています。

審査員コメント

 近年、視覚障害のあるタレント、芸人等が活躍していますが、声優としての活躍の場を自ら開拓した事例です。ICTを活用して台本を音声化し、その開発方法、経費等を分析し、実施に向けての手順を明らかにしています。やりたいことを実現する方法を示唆した事案であると評価できます。

プロフィール

 

北村 直也
フリーランス声優・作家・エンジニア

声優。視覚障害者に声優は不可能だと言われ、ITを使った代替手段を確立。ただし、確立した手段を伝えていく中で、ITに精通していた自分だから提案できたものだと気づき、ITの知識を多くの人に役立てるため今回の提案にいたる。

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