1. スポーツ
- マラソンが趣味だったが見えにくくなってアスリートをあきらめた。でも、見えにくくてもできることがあると知った。iPhoneの使いすぎ、依存症だと言われるが全盲になっても1人で外出するためにiPhoneを勉強している。
- 目が悪くなってからもマラソンを走った。クライミングも始めた。
- 腰椎骨折で要介護の認定をもらったのでジムのある通所施設(デイサービス)でトレーニングをしていたら「要支援」になってしまった(笑)。見えなくてもトレーニングして身体を鍛え、体調を整えることはできる。
- ジムは各市にスポーツセンターがあり、見えなくても利用できる。利用料は100~200円で安価。身体障害者手帳があれば無料のところもある。
- ボウリングはロービジョンの人の場合、ふつうのルールと同じ。全盲の人はガイドレールを置いてボールをまっすぐに投げるための道標にしている。ガイドレールがない施設では、長テーブルを助走路に置いて簡易ガードレールにすることもある。全盲の人ができるところとして、福岡、仙台、東京に専用レーンがある。ぜひ、2024年パラリンピックを目指しましょう!ボウリングのパラ競技者は少ないのでチャンスです!!
- 体幹トレーニングはビジョンパークで月1回、無料で開催している。高齢者は転んで骨折するとそれから外出しなくなることがあるので、健康な体作りが大切。
- タンデム自転車は後ろの人も一緒にこぐ。自転車は変速が27段階ついている。1日50㎞走ることもある。疲れもあるがスピード感や風を切る感覚が楽しい。競技というよりもツアー、旅行感覚。目が見えにくくなって自転車をあきらめた人ももう一度楽しめる。2人乗りの前後で話もできる。横にいるよりも距離が近くて話がしやすい。関西では大阪、兵庫、京都、奈良でタンデム自転車の公道走行がOKになり、あとは和歌山だけ。東京は現在もNG。長い距離を走っていると眠くなる(笑)。ヒヤリとしたこともあるが、前後の人の息をあわせないとバランスがとりにくい。ロードバイクは難しくてもタンデムならもう一度乗れる。3人乗り自転車もある。タンデム自転車は御幣島のあおぞら財団で借りられる。一般の観光地にもあり、自転車に乗ることで友達も増えるのでぜひ、チャレンジを!
2. 車の運転体験
- ツインリンクもてぎ(HONOA)で体験可能。サーキットで運転できる。ツアー費用は8万円くらいで、ツアーにはアスレチックなどもついてくる。全盲でも100kmのスピードが出せる!
3.野外アクティビティ
- パラグライダー 神奈川
- ウィンドサーフィン 兵庫(甲子園浜)、福井
- カヌー
- ヨット、パラセイリング 大阪(北港)
- スキー
- アーチェリー
- 射撃
4.ダイアログインザダーク
- 日本に上陸して20年以上。入場料は東京で12,000円、大阪で4,000円くらい。
- ダーク(目)、サイレンス(耳)、タイム(高齢)・ミュージアムの4種類がある。
- 現在、東京のダイアログは竹芝桟橋に新築中。
5. 温泉
- サウナの出口がわからず壁を触って伝い歩きをしようと思ったが熱くて触れなかった。
- ホテルの大浴場 ホテルの人に最初に案内してもらい位置を確認してから入った。
- スーパー銭湯 風呂用白杖を持つ。白杖はタオルと同じ扱いで湯船にはつけない。
- 白杖のゴムは多少ぬれても大丈夫。風呂専用として10年くらいは使っている。IDケーンを短くして段差確認用として使う。白杖を持つことは周りの人に知らせる効果もある。
- 男性は温泉に入るときに白杖を持つことは抵抗がある。
6. 白杖型誘導ロボット(紹介)
- 大阪府立大学が開発中のガイドケーン。
- 掃除機型。障害物があるとよけてくれる。パームソナーだと振動を感じて、自分で動かないといけないがこのロボットは杖が進むべき方向を教えてくれる。
7. サポートアプリ「Be My Eyes」
- この辺にお店があったな~と思うときに利用する。所要時間は2~3分。ある程度自分が情報を持っているときに使える。
- 歩く前方をカメラで見せて教えてもらうのではなく、お店を見て探してもらう。聞きながらだと歩くことに集中できないので立ち止まって見てもらい、確認してから歩き出すようにしている。
- 支援者側は時間のある人がとるようになっている。現在、支援者300万人・当事者17万人。
- サポートはボランティアで、名前も言わない。無料。
- 文書を見る。リモコンの表示がわからない。メニューが読めない。周囲に人がいないときなど、使い方はさまざま。
- 言語登録できる。外国人の日本語対応登録者もいるので時間を気にせず24時間対応OK。
8. 目にいいことをしている?
- サプリメント
- エステでリラックス。血行が良くなる。
- 歯の麻酔で明るく見えるようになったがこれは自分だけかも。
- たんぱく質(肉・魚)で貧血防止。
- コーヒー、牛乳で明るくなった人がいる。これは個人差がある。
- 野菜ジュースを飲む。
9. 目薬の差し方・工夫は?
- 寝転んで目薬をさすとこぼれにくくなった。
- 目薬がこぼれると目の周辺の皮膚が荒れるので、先にティッシュをあてておくとすぐにティッシュが吸い取ってくれ、荒れ防止になる。
- 点眼補助具で固定するとさしやすい。