
点字の学びやすい環境作り
現在、視覚障害者の方のうち、点字の普及率は10%前後と学びました。
また、スマートフォンなど、電子機器の技術の発展が素晴らしく、視覚障害者の方の生活を支えていることの重要性を感じた一方で、将来、点字は無くなってしまうのではないか、また、これらの電子機器が使えない状況に陥った時、どうなってしまうのかという点が頭によぎりました。
最近では南海トラフ地震の発生確率が高まっており、また、他にも首都直下型地震、台風と、日本は災害が多い国です。
電気やネットが途絶えてしまうと、電子機器は使い物にならなくなってしまいます。その様な時、点字というツールは重要になる場面が出てくるのではないかと考えます。
また、普及率が下がるということは、今後、点字を教えることのできる人も少なくなるということであり、点字の普及率が下がっている理由の一つである学ぶ事へのハードルの高さは今後さらに上昇してしまう恐れがあると感じます。
このことに対し、例えば、スマートフォンやパソコン近年話題のAI技術を点字を学びやすくする環境作りに利用できれば、新しく点字を学ぶハードルを少しでも下げることができるのではないかと思います。
審査員コメント
白杖の歩行訓練も同様、教えられる人がどんどん減っているのは大きな問題。そこにAIを活用するのはグッドアイデア。海外ではAIの家庭教師がかなり普及し実績も上げていると聞く。わからない所を気兼ねなく何度も質問できる点字の先生としてAIは適任かも。 |
プロフィール
山西 浩平
視能訓練士養成校学生