視覚障害の感性が生む言葉を越えた繋がり!
新コミュニケーションで創る心のバリアフリー
新コミュニケーションでサポートする側される側の思いを一致させる新しい支援のあり方に取り組む長崎の就労支援B型事業所。中途視覚障害の下田さんは見えなくなる恐怖で、一時は未来を諦めた事も。苦悩を誰にも言えず、サポートしてもらう事にも遠慮があり、引きこもりがちに。そんな中、支援する側のスタッフが彼に寄り添い、自分自身の人生で体験した“苦悩”と彼の思いを自分事として受け取っていく中に、下田さんは「絶望」の裏にずっと隠れていた「希望」と再び出合う事が出来ました。そして、「助けて欲しい!」と初めて発することが出来ました。
全ての壁は「出来ない自分に向き合わなかった」自分がつくっていたと伝えてくれました。この言葉を聴き、周囲の利用者さんも、相手を通し自分と向き合うプロセスに。
その後、下田さんはZOOMやLINEへの挑戦、白杖とゴミ袋を持ち、町の人との会話を楽しみながらの清掃活動、苦手だった作文へのチャレンジ、そして、ピアノとわくわくでチャレンジする毎日を続けてます。
そんな彼を含め、今では事業所全員で「誰もが幸せなまちづくり」に取り組み活動を!互いに支え合う喜びを感じながら、自身の人生に向き合うことで、周囲に影響を与え、「諦めずに進む力」を生み出し合っています。
審査員コメント
このような業務の方法や支援の内容を広く紹介することにより、参考にする企業が増え視覚に障害のある方の就業機会が増えることが期待できると思います。 |
プロフィール
一般社団法人 たまご
自分自身を育む”大切な存在”として相手を認識し、その相手と自分の両方を相互認識することで、心のバリアフリーをもたらすコミュニケーションで、就労支援に取り組む事業所。就労率は20%超!
全ての差異を超える新コミュニケーションで「新・心のバリアフリープロジェクト」に共創チャレンジ中。