学校教育で用いられている「教材」「教具」という用語は、曖昧な概念で使用されていて、厳密な定義をすることは困難です。ほぼ同一の内容として「教材・教具」とまとめて用いる場合と、教育目的を達成するための材料(内容)を「教材」とし、教材を効果的に児童・生徒に指導するために用いる道具を「教具」として区別する場合があります。視覚障害教育の分野では、点字、触図、立体、録音、拡大等、視覚障害の特性に応じた『教材・教具』が開発されています。視覚障害教育では、こうした教材・教具についての知識を持ち、その活用を進める必要があります。