料理初心者の味方!料理研究家!
私は視覚障害者の職業として料理研究家を提案します。
眼が見えないという状況では、刃物や火を扱う料理はとても危なく、さらに色や量などを見ることができないのでむしろ避けてしまうことだと思います。しかし、見えないからこそ正確な料理ができるのではないでしょうか。
私が最初に料理の手伝いを初めたときに、テレビを見てもお母さんに聞いても、塩少々やこんな音になったらなど曖昧な表現が多くどうしたらいいかわかりませんでした。そんなときにいつも思っていたことが、時間や量・匂いなどもっと詳しい説明があればいいのにという気持ちでした。そして、その曖昧さを正確に補えるのが視覚障害者ではないかと私は考えました。眼からの情報が少ない分、時間や調味料の量などに気を使い、塩は小さじ1杯・焼き時間5分など具体的な数値がわかるのではないかと思います。特に匂いに関しては、眼で判断している人より、より詳しくわかると思います。だからこそ、誰よりも詳しい情報で美味しい料理を紹介でき、料理初心者や料理が苦手な方の味方になれると思います。
審査員コメント
あいまいなもの、眼で見て判断するものをどれだけ言葉で具体化できるか、これはひとつの挑戦ですね。 |
プロフィール
熊田 皓菜
私は東京医薬看護専門学校の視能訓練士科に通っている専門学生です。
患者さんが不安な気持ちで病院に来たときに、安心してもらえるようなコミュニケーション能力と、信頼される技術を身に付けられるよう日々勉強を頑張っています。