第76回「見えない、見えにくい子供さんを持つ親の集い」

1.便利な機器、道具、方法

  • iPhone、iPad、パソコンで文字や教科書を拡大して使用。
  • iPadはすぐに使えるようになるからこそ、練習が必要なこともある。
  • 羞明には遮光眼鏡が有効だということで持っているが、学校では見た目を気にしてかけないことが多い。
  • 点字。見えて行かずる間は必要ないかもしれないが知っていると便利。
  • AIスピーカー。時計、目覚まし、情報収集、音楽にも楽しめる。
  • 単眼鏡。見るための道具として倍率など自分にあったものを使う。
  • キーボード操作は見えていてもタッチタイピングできるほうがいい。

2.盲学校・特別支援学校

  • 月に1度、支援学校の教育相談に通っている。教育相談は週1回、長期の休みの時期に通うのもOK。
  • 神戸市立盲学校の「ひとみ教室」は幼稚園(年長組)~中3くらいまで。 親とは別に子どもだけの会もある。
  • 苦手な運動や自転車を練習するために通っていた。苦手科目を克服することも可能。
  • ゲームはやめるように言われたけれど、ゲーム(スーパーマリオ)が作曲することの興味につながり、音楽大学を目指すきっかけになった。今はゲーム音楽を作曲することが夢。
  • 進路選択、働き方の幅が広がる。
  • 何事も経験させる・できるほうが良い。

3.進路について

  • 高校卒業後単身でアメリカに留学。アメリカでは「障害者」としてではなく、「普通」に生活できた。
    大学ではパソコンを持つことが義務付けられており、音声で使えるソフトウェアがあったのですべての教科書を音声とテキスト、拡大文字で見ることができた。
    日本の大学では当時、休講の案内など掲示板に貼り出されていたので見えないと不便なこともあった。
    留学先ではお知らせはメールで届くので見えなくても不便に感じなかった。
    リポート提出をiPhoneでする学生もおり、誰にとっても便利な環境が整っていた。今では、日本もそうなってきている。
  • 大学受験は大学との相談・調整が重要。
  • 試験時間延長、点字・拡大文字の対応、入学後に必要となる支援など事前に相談しておくと入学後も安心。

4.情報収集

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