当道座(とうどうざ)

中世から近世にかけて存在した男性盲人のあんま鍼灸、芸能などの職能集団の自治組織です。江戸時代には幕府の公認と保護を受けていました。本部は京都にあり、全国を統括していました。盲官と呼ばれる官位には、最高位の検校(けんぎょう)から順に、別当(べっとう)・勾当(こうとう)・座頭(ざとう)があり、更に細分化されて73の位に分かれていました。座頭は視覚障害の一般的名称にもなりました。官位を得るためには多額のお金が必要でした。

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