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【企業ボランティア】社員×地域×社会貢献: アクセシビリティ向上の取り組み
視覚障碍を持つ社員がiPhoneのVoiceOverの操作方法を社員に教え、ボランティア社員と共に地域の視角障碍者にVOの基本操作を教える取り組み
視覚障害がある社員がその特性を活かして講師を養成、社員をボランティア講師として起用し、地域の視覚障害者にiPhoneのVoiceOver機能の操作方法を教える活動を通じて、社会貢献と自社のアクセシビリティ向上、社員の育成を行っている点が特徴です。
以下の3つの点で意義があります。
- 社会貢献: 地域の視覚障害者にVoiceOverの操作方法を教えることで、情報アクセスの改善と自立を支援します。
- アクセシビリティの啓発: 講師となる社員がVoiceOverの操作方法を習得し、その考え方や仕組みを理解することで、自社の商品やサービスにおけるアクセシビリティの啓発に繋げます。
- 社員育成: 特にUI/UXやDX推進に関わる社員にとって、デジタルアクセシビリティの重要性を理解するための貴重な経験となります。
視覚障害を持つ社員、ボランティア社員、地域の視覚障害を持つ方、すべての関係者が相互にメリットを享受できるWin-Winの活動となっています。
また、企業が持つリソースを活かして、社会貢献と社員の成長を同時に実現するモデルとして、他の企業にとっても参考になるものです。
審査員コメント
コミュニティや職場を構成する個々人が有機的に縦糸・横糸としてつながることで、相互に信頼ややりがいが生まれる、ウェルビーイングをめざす仕組みづくりの好例と思います。 |
プロフィール
中嶋 琢
網膜色素変性症の盲導犬ユーザーです。現在、ITサービス系企業の総務関係の業務を担当し、企業カルチャーの変革にも取り組んでいます。安全衛生、福利厚生、社会貢献活動にも力を入れており、誰もが働きやすい環境の整備を目指しています。また、現在は人材育成にも尽力し、個人の成長と企業の発展に貢献しています。