【アイデア部門】ビジネスプラン賞①Convergence Lab.

カメラで撮った人物や風景を音声と文章で教えてくれるスマホアプリ Kagura

 AIは多くの可能性を秘めています。Amazon Alexa や GoogleHomeなどのスマートスピーカーをすでに使われている方は多いのではないかとおもいます。画面を見ることなく家電等を操作することもできるスマートスピーカーは革命的な技術です。
 しかし、世の中には文字情報や音声情報だけではなく、視覚情報にたよったインフラも多く存在します。Kaguraは、スマホのカメラで人物や風景を映すと、映ったものについてスマホが説明文の表示と音声で教えてくれるアプリです。人物を映すと年齢、性別、表情をおしえてくれ、紙幣と硬貨を映せばいくらあるか数えてくれます。AIはまだまだ発展途上ではあるものの素晴らしい技術で、これまで不可能であったことが実現できます。 Kaguraもその一つです。
 類似のメガネ型デバイスが存在しますが、初期費用が60万円ほどかかると聞きます。Kaguraはなんとか安く提供できないかと考えています。そこで着目したのがスマートフォンです。デバイス開発にかかる費用を圧縮することで開発費を削減します。

審査員コメント

 AIを活用した画像解析と文字認識を一つのアプリでやるという汎用性の高いアプリと思います。このアプリを活用することにより、視覚障害者の行動範囲が広がり、生活の質が向上すること、ひいては就労にも活用できるツールとして普及することを期待します。 また、軽量、安価で操作が簡単であれば、一層視覚障害者の社会参加が増えるものと思います。

プロフィール

 

木村 優志
博士(工学) Convergence Lab. 代表

豊橋技術科学大学にて博士(工学)を取得。大手通信キャリアに採用されている音声認識エンジンや大手ITベンダのAIプラットフォームの開発に携わる。
2018年4月にConvergenceLab.を立ち上げAIのコンサルティングや製品開発を行っている。

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