視覚障害のある幼稚園の先生

 今回私達は幼稚園の先生に視点をおき、まとめました。
 現在多くは1クラスに1人の担任ですが、視覚障害者の方は副担任として室内の遊びなどを担うことによって担任の先生のサポートをすることができます。
 他にも連絡帳のデジタル化や、SNSを活用する方法も考えました。現在在宅勤務やオンライン授業が増えています。
 そこで幼稚園もお遊戯などのオンライン動画をあげることにより入院中などで通園できない子にも院内幼稚園が可能になります。
 あるサイトで視覚障害をもった子どもは幼稚園に入れるのかという質問がありました。
 もし視覚障害をもった先生がいればそのような悩みはなくなるのではと感じます。
 保護者の方もそうですし、それは園児にとっても同じことです。小さい頃の考えは大人になった時にも非常に大切なものです。視覚障害をもった先生がいることによって、子どもの「普通」の幅が広がると考えた時、これはとてもプラスになると感じました。
 幼稚園の先生という職業は特に安全性が必要な職場です。その中で目の見えない、見えづらい方が働くことは難しいと考える人もいるでしょう。ただ私達は視覚障害者でもこの仕事ならできるかもしれない。ではなく、どんな仕事でもこうすればできるかもしれない、を考えていきたいのです。

審査員コメント

 視覚に障がいがあっても、保育士になりたい、幼稚園教諭として働きたいという夢をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
 実現に向けて課題と解決方法について幾つかの観点から検討してくださったこの提案を応援します。ITデバイスに少しの人的サポートがあれば必ずできるでしょう!

プロフィール

 

尾花綾香・根本莉奈
東京医薬専門学校 視能訓練士科 2年医療現場学視覚リハビリテーション専攻

2年生で医療現場学という少人数で行うゼミがあり、視覚リハビリテーションを専攻しロービジョンを深く学びました。
授業の中で視覚障害者の職業について学ぶ機会があり今回視覚障害者の就労のアイディアを考えました。

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