
視覚障がい者でも使える自動精算機
視覚障がい者の方の話を聞く機会があった時に、コロナ渦で困ったことについて話をしていました。その中で人との接触が良くないという考えから自動精算機が普及したが見えないのでバーコードがスキャンできずに使えなかったと話をしていたのが記憶に残りました。みんなが同じ機械を使えるようになれば便利だと考え、このアイデアを思いつきました。具体的には、視覚障がいをもつ人はタッチパネルが分からないのでレジ袋が必要かどうかをボタンで操作したり、商品をスキャンする時も自分ではどこにバーコードがあるか分からないので、バーコードの近くに違う触り心地のシールを貼ってそこを目印にスキャンできれば有人のレジが無かった場合でも自由に買い物ができると考えました。
審査員コメント
今、セルフレジや無人店舗の普及が視覚障害者にとっての新たなバリアになりつつあります。特に代金を精算する場面は、お金やクレジットカードなどを扱う必要があることから、誰かに手伝ってもらうことなく視覚障害者も自分1人で行いたい場面です。ぜひ、画面情報が見えず、タッチパネルが使えなくても利用できるセルフレジや精算機を開発していただきたいと強く願っています。 |
プロフィール
竹内 美羽
視能訓練士養成校 学生