スクリーンリーダーNVDAの解説についての紙書籍の制作と配布
見えない、見えにくい方がパソコンを使い始める上での難しさは、「誰が教えてくれるかわからない」「誰に聞いたら知っているかわからない」にあると考えています。
見えない人のことをよく知っていて、パソコンにも詳しい人が必要です。どちらかに詳しい人は多いと思うので、その方たちが読んで、必要な人に教えることが出来るような本を作ることを目指しています。
現在は、noteというサイトで内容を公開していますが、パソコンの使い方がパソコンでしか見られないことにずっと違和感を抱き、これを続けることに意味があるかわからないと感じる時もありました。けれど、書き続けて来たことで、この内容を、紙の本にしたり、音声データやCDにしたりして、パソコンを使っていない方にも閲覧出来るようにするという新しい展開方法を思いつくことが出来ました。
本やCD、音声データは販売する他、いくつかの視覚障害者支援施設に無償で配布したいと考えています。
noteサイトは下記URLですのでぜひご覧下さい。
noteサイト
審査員コメント
これまで、スクリーンリーダーの使い方をウェブ上で公開し、視覚障害者のPC使用を支援してきました。本提案は、これまでに公開した内容を紙媒体にまとめて支援施設や教育機関に配布することで、これまできっかけがなかった当事者にもPC使用拡大を促すもので、具体的で実現性が高い良い内容と思います。視覚障害があってもPCを使いこなすことができるようになれば、より積極的な社会参加が実現できます。 |
プロフィール
野々垣 美名子
通勤中に出会った白杖の友人をきっかけに、友人に役立つ機器について研究開始。インターネットで情報発信をするようになり、現在は公私、有償無償共に見えない見えにくい方の主にITについての支援活動中。