質問
iPhoneを使っています。必要な時に文字を拡大する機能があれば教えてもらえるとありがたいです。
回答
iPhone・iPadには画面を拡大するズーム機能があります。
この機能を使うと必要な時だけ画面を拡大できます。
日常生活で伝えるとなると、スマホの画面にルーペを当てて見るのと同じ効果を期待できます。
ズーム機能を使うには設定が必要です。
設定アプリから、アクセシビリティー、ズーム機能をオンにすると驚くくらい画面が大きくなります。
オンとオフを切り替えるスイッチの下には使い方が書かれているので引用したいと思います。
・画面表示を拡大できます
・拡大するには3本指でダブルタップ
・画面内を移動するには3本指でドラッグ
・拡大倍率を変更するには3本指でダブルタップしてドラッグ
引用は以上となります。
使うにあたってのポイントをいくつか解説します。
ドラックの操作方法は、3本指でドラッグの場合は3本指シングルタップをした状態で、上下左右に画面に触れたままの指を動かします。設定の項目は様々。弱視の方は見え方が様々なので設定項目も様々ありますが、ここでは2つだけ大事な設定を解説します。
（1）ズーム領域は大きく分けて、フルスクリーンズームとウィンドウズームがあります。
＜フルスクリーンズーム＞
フルスクリーンは全体が大きくなります。全体が大きくなるので、見やすい代わりにフレームアウトしてしまう場所が出てしまうのはデメリットですが、まずはこちらをお勧めします。
＜ウィンドウズーム＞
拡大表示される小さな小窓が画面の一部に表示されます
一部だけ大きくなるので、ピンポイントでは見やすいですが、拡大している窓を見つけられない。見え方の方も多くいると思うので軽度な弱視の方や晴眼者には便利かもしれません。
（2）最大ズームレベル
この数字を大きくすればするほど最大に拡大倍率を上げたときに大きく表示されます。
自分の見え方に合わせて調整してみましょう。
最後に、このズーム機能はルーペの代わりなので、通常はフォントや文字の太さで見え方の調整をして、さらに見えづらく、拡大したい場合のみに使うルーペの代わりだと思ってください。
拡大したままだと探しているボタンなどがフレームアウトして見つからない場合があるので、注意してください。
また、このズーム機能はボイスオーバーと併用できますが、その時はタッチジェスチャーがズームに優先されます。
つまり、3本指ダブルタップがZoom機能のオンオフ、3本指トリプルタップが読み上げのオンオフ、3本指クアトロタップがスクリーンカーテンのオンオフに変更されます。
弱視の方はぜひ見る使い方と聞く使い方をどちらも覚えれば、その時々に合わせて便利に使えるかもしれません。
自分の使いやすさを探してみてください。
