カナタイプ

仮名が印字されるタイプライターのことです。平仮名とカタカナのものがありました。ブラインドタッチで打つことができるので視覚障害者に適した用具でした。点字以外の手段で晴眼者と共通の文字で意思を伝えるために使用されました。松井新二郎は1963年に日本盲人カナタイプ協会を組織し、カナタイプの普及と指導者養成事業を開始、修了者の働く場として録音カナタイプ作業所を設置しました。しかし、パーソナルコンピュータの出現により、英文タイプライターと同様にその役割を終えることとなりました。

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