1.Navilensについて

  • 視覚障害のあるかたには、Navilens(ナビレンズ)が便利です。最大16メートル離れた距離から、タグの内容を読み取ることができ、タグまでの距離も分かります。
    アプリをインストールしたスマートフォンで、アプリを立ち上げて、かざすことで読み取る。
  • Navilens(無料)
    タグにアプリをかざすとタグまでの距離と方向を伝え登録された案内を読み上げる。
  • 16m先からスキャン可能
  • タグから160度の範囲
  • GPS不要
  • ネット環境不要
  • 自動翻訳(30言語以上)
  • NavilensはスペインのNeosistec社とアリカンテ大学が開発。
    タグはPDFを印刷して壁等にはる。点字ブロックに貼ることも可能。
    バルセロナのメトロやバスに導入されており、ニューヨークのメトロでも導入が始まった。
    日本では、神戸アイセンターで「視覚障害のある人を案内する」ための日本初の実証実験を進めている。
    設置テストの写真…入口、エレベーター、トイレ、自動販売機など
  • 公式サイト
    ナビレンズ

2.Navilens体験 – インストール -

    • 1)Navilens(ナビレンズ)のダウンロード

(1) iOSの場合は「App Store」から、Androidの場合は「Google Play」から、
navilensと検索してください(カタカナでは表示されません)。
(2)アプリを入手すると、カメラへのアクセスを求めてきます。
Navilensはカメラが必要です「OK」をタップしてください。
(3)利用規約について、「同意する」をタップしてください。

  • おすすめの設定方法
  • (1)位置情報モード
    最初は「音声ガイダンス」のみをオンにすることをおすすめします。
    (2)読み取りオプション
    最初の設定は、
    「検出時に読み込む」
    「ショートテキスト」
    「距離を読み上げる」
    の3つだけをオンにすることをおすすめします。

 

(3)「位置情報モード」と「読み取りオプション」以外は、設定を変えずに、利用してみてください。
※当初使いやすいおすすめの設定です。慣れたら、他も有効にして、お好みで設定を変更してください。

 

– 無料体験 for school -

  • Navilens パーソナルタグ
    パーソナルタグはご自宅で印刷して、ご利用いただけます。
    個人用のタグがあります。同じ形のパッケージや、カップ、ボトル、箱、書類等の区別などにご利用いただけます。
  • パーソナルタグの使い方動画
    パーソナルタグの使い方

 

3.ナビレンズに対する感想やご意見、ご質問など

  • 自動販売機の並びを読み上げてくれるのでうれしい。
  • 自動販売機を読むのはぜひほしい。
    →アイセンターの自動販売機にも導入する予定。自分で好きな飲み物を買っていただきたい。
  • タグのテキストは何文字入りますか?
    →ナビレンズへのテキスト文字数は6000文字まで入る。
  • 駅のホームドアの代わりに車両のドアにつけてくれたら転落防止になる。ぜひJRなど鉄道関係の人に聞いてほしい。
  • 実際にアプリをダウンロードして使ってみるとすごく便利で、いろんな所にナビレンズが広がっていけばいい。神戸市の交通局にこの意見を伝えたい。
  • 実際に駅などにタグがついた時、眼鏡タイプのヘッドホンや骨伝導の開放型のヘッドホンは大丈夫だと思うが、耳をふさぐタイプだと例えば駅員さんが止まってと言っても聞こえない時があるので、ヘッドホンを使用するときは耳をふさがないタイプを使用する方がいいと思う。
  • 白杖を持ってタグを使う別の実験に参加したことがある。いろんな状況があると思うが、情報を耳で聞きながら両手はカバンを持って周囲の音を聞き、スマホを見ながらある程度周囲の情報を得ることはできると思う。工夫をすれば視覚障害者もできると思う。
  • 東京メトロで利用されているものとの大きな違いは?
    →ナビレンズの特徴は16m先から読み取れる。どこにタグがあるのかわからない場合もスマホをかざすだけで離れた場所からでも近いところにあるタグから読み取る。
    また、目的地がはっきりしなくても遠くからたくさんのタグが読み取れる。他のタグをリセットして自分が行きたい目的地のタグのみを選択することで目的地に着くことができる。
  • タグの耐久性は?
    →ラミネートをすると耐久性が増す。壁に張るタイプや床に張るタイプがある。
    道路に貼る際は、踏まれてもはがれないような工業用シールを利用できないか点字ブロックの会社と検討中。
  • 時刻表
    →バス会社や鉄道会社にオープンデータとして時刻表を公開していただくと、あと何分で電車やバスが来ると案内できるようになる。スマートシティ、スーパーシティを実現できる。
  • 明るさや暗さで読み取りは変わるか?
    →多少影響する。明るいほうが良い。
  • 読み上げる声を女性音から男性音に声を変えることはできるか?
    →スマホの設定で可能。
    ボイスオーバーなどを使っている場合は不要な部分は飛ばして先を読み上げることも可能。
  • パーソナルタグは何人まで共有できるか?
    →5人まで。
  • 行きたい場所のタグが見つかるとロックできる機能があると便利かもしれない。
    →できる。場所や物を見つけたら、スマホを振っていきたい場所を確定することができる。
  • 点字があるところにタグも一緒に貼ってあるといい。
  • 女性専用車両にタグをつけてほしい。間違って女性車両に乗り込んでしまうことがある。
  • Seeing AIと組み合わせて使うといろいろ可能性が広がるのではないか。
    →タグの情報のもとにナビができる。タグの情報は一度取り込んでおけばオフラインでも使用できるので災害時にも使える。GPSではないので建物中や室内でも使用できる。
  • 障害物、歩道橋、信号のない横断歩道などを知らせることはできないか。
    →現在はできない。超音波センサーや白杖を利用してほしい。
  • 駅のホームや電車の中、バスターミナル、交差点や歩道橋など街中へのナビレンズ設置は、行政に早速提案する!
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