1. OCR+ものタグのマッチング

事例1:目薬の名前・効能・さし方の確認に活用している

  • ものタグ(Tag of Things)は英語が苦手。
  • のみ薬の確認にも利用しており、処方箋をOCRで読みこんで「ものタグ」に入れている。薬の注意書きは文字が小さく読まないことが多かったが、聞いてみるとこわい(重要な)ことが書かれていて読まなくては(聞かなくては)いけないとわかった。
    例えば、ある薬はカプセルが破れたら皮膚から吸収することが説明されており、子どもが触ると危険だと知った。また、副作用があることもわかった。

事例2:歌詞カードの確認に活用している

  • カントリーの歌を習っている。歌詞は聞いて覚えるか画用紙に3cm四方の大きさの文字を書いて、さらに拡大読書器で見ていた。今はものタグに入れて聞いている。読み上げスピードも変更可能で手間も省けて便利。

事例3:本をOCRで取り込み保存

2. OTO-Mii(オトミーアイ)

  • 無料アプリ
  • カラオケで歌うときなど、歌詞を先読みしてくれる。

3. リモートアシスト(遠隔支援カメラ)

  • 音声による遠隔援護サービス
  • 現在サポーター(ボランティア)は100名以上
  • サービスの中身はアナログで人が対応する仕組み。
  • ボタンひとつでつながり、切れるので操作は簡単。取扱説明書がなく、言葉(声)で説明。
  • サポーターは自分のパソコンで映像を見る。
  • 人が見て答えるので賞味期限の読み上げや手書き文字を読むこともOK。風景解説も可能。
  • 歩行支援は現状では難しい。信号を教えてほしいという要望があるが、カメラの視野が54度なので信号が見えても車は見えないということがある。安全のため歩行支援には不向き。ただし、外出先の建物の中で安全が確保されていれば使用可能。
  • 他に、お店での買い物やCDや本の整理には便利。スタンドにとりつけて使えば位置が安定して使いやすい(サポーターに見せやすい)。使い方は利用者次第。
  • 接続時間は1回あたり5~10分の利用が多く、支援時間は8:00-20:00まで。年末年始はお休み。
  • 利用料金はレンタルで自己負担。Wi-Fi環境がある場合は月額5000円、SIMカード利用の場合はプラス7,000円が必要。
  • 利用者が自分の家の中を見せたくない場合はカメラを固定して動かさないようにする。
  • 利用者の名前はサポーター側に出ており、サポーターも名乗るようにしている。プライバシーは守られるようにしているが、見られたくないものは見せないようにするなど利用者も気をつけるように。
  • 時間外の緊急時ホットラインは社員につながるようになっている。
  • 支援時間中販売必ず2名以上のサポートスタッフが待機している。
  • サポーターは飲酒中のサポート禁止となっている。
  • 会社のビジネスとしてはまだ成り立っていない状況のため、援護協会募金や賛助会員を募っている。
  • 一般の方へのサポートに広げる予定もある。
  • 災害時支援として、人工透析、災害時派遣チームのサポートとして避難所に貸し出しを申し出たこともあるが申込みがなかった。自治体は問い合わせに応じてくれない。
  • トライアルの希望があれば今は2週間無料で使用できるシステムがある。
  • 人のサポーターでは不十分なこともあるのでシステムの開発を行っている。
  • 無料アプリBe My Eyesを使いこなせない人向けに利用が広がればと考えている。
  • 相談や代読などを行った場合に、介護保険制度などで割引ができるようにならないか?
    →制度の問題があるが利用できれば便利になる。利用者から声をあげていけば制度が変わる可能性もある。

4. Be My Eyes (アプリ)

  • 世界中で20万人のサポーターが登録しており、ユーザーが登録しておけばいつでも気軽に利用できる。
  • つながるまで時間がかかることもあるがそんなものだと思って待っていればつながる。
  • 登録時に使用する言語として日本語を登録しておけば、世界中の日本語のできるサポーターが支援するシステム。そのため、昼夜の時間を気にせずいつでも連絡できる。24時間対応OK。
  • 早朝や深夜に家族を起こすのは気が引けるが、夜中に音声で操作ができなくなったクーラーのリモコンを見て、設定を教えてもらえたときはよかった。
  • お互いに名前を名乗ることもなく、支援が終わったら「ありがとう」で終了。気を遣わない。
  • アプリを使用していない場合、家族や友人にTV電話で聞くことができれば同じように使える。

5. Envision

  • 有料アプリ。定価は2万くらいだがキャンペーンの時は安くなる。
  • 同様の機能を持つ、Seeing AIは無料だが読み上げがたどたどしい感じ。
  • 読みたい書類などは写真をとらなくても上からかざすだけですぐに読み上げスタート。
  • 人に向けると「男性○才」「幸せそうな女性がいます」などと説明してくれる。
  • 無料アプリと比較するとEnvisionの読み上げは精度がよい印象。きれいな手書き文字であれば読み上げ可能。
  • Envisionをたちあげて風景に向けると風景を解説してくれ、そのまま保存すると後から見たときに写真に説明がついた状態で保存されているのでアルバム整理に便利。
  • 合成音声 リアルタイムオフィシャル
  • OCRと使い方を比較すると写真を撮らなくてよいのでひと手間省ける。
  • 有料アプリだがお試し期間が2週間あり、その後有料になる。

6. スマートスピーカー

  • Google、Amazon、LINE、Appleから販売されている。
  • 時間の確認(時計)、アラームセット、交通手段・経路の確認、お天気、ニュース、ラジオを聴くなど用途はさまざま。
  • 聞き方(話しかけ方)にコツが必要な場合があるが慣れれば大丈夫。
  • エアコン、テレビ、扇風機、照明など家電製品の操作ができる。これらを自動で稼働させることで不在を知られないようにし、防犯の効果もある。
  • コントロールするためのリモコンがあれば電化製品を買い替える必要はない。
  • セールを見計らって購入すればお得。お気に入りに登録しておけば値段が下がったときに教えてもらえる。
  • 人感センサーをつけると自動で照明をつけることも可能。
  • できることと実用は違うので使い分けが必要。
  • アイ・コラボレーション神戸がスマートスピーカーのセッティングを支援している。家まで来てネット接続や初期セットアップを手伝ってもらえる。装置を購入する場合は本体代実費と交通費が必要で、手数料は無料。
  • 翻訳、通訳も可能。これから進化する。
  • ささやき声でしゃべるとスピーカーもささやき声で答えてくれる。自分の好きな俳優の声にかえることもできる
  • キンドルは本を読んでくれる。
  • アメリカではカメラ付きのスマートスピーカーにものに見せるとそれが何かを説明してくれる機能もある。

7. コンパス

  • 方角が分からなくなったとき siliにきくと教えてくれる。
  • コンパスは方角を教えてくれるので単独歩行の補助になる。知恵と慣れで活用する。

8. しゃべるテレビ

  • ソニー、三菱、パナソニックから販売されている。
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