1. みなさんが取り組まれている運動について

  • ・見えにくくなって外出が減り、体力が落ちていると思って散歩を始めた。それからジム通い、山登りを始めて体調がよくなった。第2の人生を楽しんでいる。
  • ・ジムへはヘルパーさんと一緒に行き、機械の操作も手伝ってもらっている。
    山登りは山の好きな方に手伝ってもらっている。
  • ・スポーツセンターに週2回行き、STT(サウンドテーブルテニス)をやっている。
    障害者専門のスポーツセンターは1か所しかないので障害のある人が利用しやすいのか考えている。
  • ・一般的に障害を持つ人は運動習慣がない、あるいは少ないと考えられる。一緒
    にやってくれる人がいないと移動も難しい。
  • ・施設に行かなくても自分でできる運動を続けるとよい。
    自分でできる運動として家の中でできることは、エアロバイク、ストレッチなど。骨伝導イヤホンで音楽やデイジーを聞きながらやっている。
  • ・NEXT VISIONのオンラインでできる運動として、体幹トレーニングやチャレンジド・ヨガなどがある。
  • ・タンデム自転車は東京都も公道を走れるようになった。これで全国の公道を走れるようになった。
  • ・困っているのはガイドヘルパーさんがタンデムに乗れないこと。ボランティアだけではなかなかタンデム自転車に乗れない(制度の問題)。いろんなことをやろうと思っても楽しめない、できないというのが現状。
  • ・同行援護事業は国の制度だから市町村の窓口にお願いに行っても聞いてもらえない。
  • ・タンデムはコミュニケーションが取れていないと乗るのが難しい。自転車は人気で品薄になっている。
  • ・タンデム自転車は借りないと乗れない。パイロットも見つけないといけないがペアとなる方(自分にあった体重の方)を探そうと思うと大変。
  • ・タンデム自転車は軽車両扱いなので車と同じ。安全第一で。
  • ・ヨガ(一般)、ピラティス、空手、社交ダンス(一般)をやっている。
    一般の教室の場合、グループレッスンは不安だったので個人レッスンからはじめて、お手伝いをお願いした。動きがわからないところは体に触れて指導してもらった。また、先生の体を触らせてもらうこともあった。
    空手は型中心で接触なくできる。少しずつ修正してもらいながらやっている。
    最初の一歩は勇気がいるが何とかなるので勇気を出してやってみて!
  • ・週3回ジム通いをしている。一般のジムなので最初は見えなくて受けてくれるか心配だったが問題なかった。盲導犬がいるのでジムまでは行ける。ジム内の移動はおぼえてしまえば問題なし。迷ってもヘルプを出すと教えてもらえる。
  • ・ヨガをやっている。訓練センターのヨガなので手取り足取り教えてもらえる。体を動かすだけでなく呼吸も大切。
  • ・外出できなくなった時は心も体も落ち込んで重かった。盲導犬と歩き始めて出かけられるようになって体も心も軽くなった。毎日1時間歩く。探検として毎日違う道を歩く。最初は迷っていたけれど頭の中で地図ができてきて、今では郵便局員なみに道をおぼえた。

2. ガイドヘルパーさんについて

  • ・講習会を企画・開催するなどしてヘルパーさんを増やそうとしている。
  • ・先日は81才の方が何か手伝えるならと講座を受けてくれた。ありがたい。

3. 映画について

  • ・見えなくなって映画を観ることがなかったが、今回気になる映画があって40年ぶりに映画館に行った。
    「生きる 大川小学校津波裁判を闘った人たち」
  • 生きる 大川小学校津波裁判を闘った人たち

  • UDキャストで音声ガイドを聞いた。飲み物やポップコーンを買って映画を楽しもうと思っていたが映画に引き込まれてしまい飲食できなかった。社会を伝えるよい映画だった。
  • ・神戸アイセンターのビジョンパークにはクライミングウォールがある。そのクライミングウォールを作った小林幸一郎さんが出演するドキュメンタリー映画
    「ライフ・イズ・クライミング」が公開された。今後、全国で公開予定。
  • ライフ・イズ・クライミング

  • ・サピエ図書館の「シネマデイジー」では音声のみで映画が楽しめる。
  • サピエ図書館

4. 講演会について

  • ・福場将太さん(精神科医、NEXT VISION理事)の心の健康講演会での話に感動
    した。キーワードはやさしい想像力。
  • ・障害者の欠格条項についての講演を聴く予定がある。
  • ・講演会はオンライン、アーカイブでも聞くことができるので便利。
  • ・コロナになってオンラインイベントに参加するようになり元気になった。Zoom
    で月に10回くらい参加して勉強している。

5. ラストマン・イン・ザ・ダーク

  • ・ダイアログ・イン・ザ・ダークでドラマ「ラストマン」(全盲のFBI捜査官が主人公)とのコラボ企画をやっている。竹芝会場。
    (ネタバレ注意)これから体験する人は読まないほうがいいかも。
    暗闇体験。ドラマのワンシーンを再現している。
    定員8名程度で、白杖を持ってアテンドの案内で中へ。
    明るいところで白杖練習→目をつむって練習→真っ暗闇の部屋に入って体験。
     セットに触れることができる。
  • ・ドラマの内容について。ラストマンの歩行は?速聴4倍なんてある?
    パッチン(指を鳴らす)で空間把握はできる?という疑問がありましたが、
    基本的にドラマはフィクションです。でも、同じようなことができる人はいる。
  • ・一般的に目が見えなく、見えにくくなるとその他の感覚がよくなるというけれどそれは一種の危機管理だと言える。お手洗いの場所とかおぼえる。匂い、音に敏感。通勤では外しちゃいけない場所を知るなど。
  • ・歩くときは匂いに注目していた。匂いのある化粧品、薬屋さんを見つけていた。
  • ・キャッシュレスになって自販機の音がなくなった。
    トイレ(男女)の場所案内の音声よりもその他の音の情報が頼りだったのに音がなくなってきた。
  • ・電動バイクは音がしない。雨の音も重なるとさらに聞き取りがむずかしい。

6. 書籍について

  • 「あの日、選ばれなかった君へ」ダイヤモンド社 著者:阿部広太郎さん
    点字図書館に依頼すれば点字版、音声図書を作成してくれる。急ぎであれば
    Kindle(電子書籍)であれば聞くことができる。
    Kindle(電子書籍)
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