視覚障害者が打つレジをお客さんが協力。
シールを貼ってバーコードを読み取る。

 視覚障害者がスーパーでレジを担当するためには、商品についたバーコードを機械で読み取る必要があります。バーコードの位置を判別するのは難しいので、商品を購入するお客さんがレジに並ぶ前に、各商品のバーコードの近くにテープを貼ってもらうというアイデアを提案します。視覚障害者はそのテープを頼りにしてバーコードを機械に通すのです。とくに2人体制のレジなら、視覚障害者は金銭を扱わずにバーコードの読み取りに専念すればいいので、より実現可能と思います。お客さんと店員が協力しあう和やかなレジになるでしょうし、協力してくれたお客さんには後日使えるクーポン券を差し上げれば、利用も増えそうです。
 そんなふうに、お客さんが協力することをきっかけに、健常者と視覚障害者がふれあえる場が社会に広がることを願っています。

プロフィール

西村 宏美
ガイドヘルパー

事務職として就労し、点訳などのボランティア活動にも参加。長年、両親の看病や介護を務めた経験から、認知症患者などの傾聴にも心がけている。2017年に視覚障害者の同行援護資格を取得、2018年より視覚障害者の外出サポートを始めた。

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