ピアサポートにて自己肯定感の相互アップと的確な合理的配慮を目指して

 障害者雇用を行っている企業に外部の当事者をピアサポーターとして雇用して頂き、雇用する方の障害に合わせて障害別の合理的配慮を労働者、ピアサポーターが一緒になって企業に求めていけるシステムが作れないかと考えています。雇う企業側もどういう配慮をすれば良いのか分からない、当事者側もどこまで求めて良いか分か
らないや、求めにくい環境に対して2人で求めていく。これだけオンラインが普及しているので、全国どこでもオンラインにて対応可能で、そのマッチング出来るシステムがあれば双方にメリットがあると思います。またピアサポートはする側も、される側も自分の病気や障がいを認め合い、励ましあうアサーションを行う事でお互いの自己肯定感アップに繋がります。
 また登録しているピアサポーター同士の交流や研修をする事で、ピアサポーターとしてのレベルアップが可能でより良い寄り添い方が出来ると思います。

審査員コメント

 ピアサポートは当たり前のことのようで、企業内では、もちろん確立されたシステムではなく、目の付け所が新鮮です。障害をバリューとして生かすことはとても素晴らしいアイデアです。

プロフィール

 

山元 正史
網膜色素変性症にて段々視野が狭くなっていく中で、自分たちの経験を子ども達の世代に活かして少しでも生きやすい社会になってほしい。その願いから網膜色素変性症を1人でも多くの人に知ってもらう為に説明用パンフレットをクラウドファンディングにて作成。
内閣府主催 令和3年度「心の輪を広げる体験作文」佳作入賞

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